和気神社(わけじんじゃ) - 咲き乱れる藤の花と日本一の大絵馬と狛猪と見どころたくさん

鹿児島県の霧島市には、和気神社という神社があります。イノシシと藤まつりが有名で、鬼滅の刃との繋がりでも注目を集めています。そんな和気神社について、由緒や御朱印などを詳しく紹介していきます。

和気清麻呂を祀ったイノシシの神社
霧島市にある和気神社は、奈良時代の貴族であった和気清麻呂を主祭神として祀っています。政争に敗れて一時都を追われた和気清麻呂が過ごした土地に、和気神社が創立されました。和気清麻呂は日本最古の私立学校を創立し、子どもの教育に力を入れていた人物とされるため、和気神社は子育てや学問のご利益があるとして有名です。また、彼が京を追われた際に、萎えた足を治した霊泉があったという逸話から、足腰にも良いとされています。

そんな和気神社は、イノシシとの繋がりが非常に強い神社として有名です。和気清麻呂が政敵からの襲撃に遭った際、数多くのイノシシが彼を守ったという伝説があります。そのため、和気神社の境内には狛犬ではなく狛イノシシが設置されています。

その他にも、イノシシを描いた巨大な絵馬やイノシシを模した置物など、至るところにイノシシのモチーフがあります。

さらに、境内では奉納された本物の白イノシシの『和気ちゃん』が暮らしています。
(追記)令和4年12月22日に和気ちゃんは天へ旅立たれました。


日本最大級の大絵馬
境内には幅12メートル、高さ8.4メートルの巨大絵馬が飾られています。平成最後の亥年である平成31年に日本一の絵馬を制作したそうです。

藤の木の開花に合わせて開催される藤まつり
和気神社は藤の花が咲く神社としても有名で、4月になると敷地内にあるおよそ100本の藤の花が咲き誇ります。そして、その開花に合わせるように、4月下旬から5月上旬にかけて、隣にある和気公園で藤まつりが開催されます。太鼓が演奏されたり縁日が出たりするなど一大イベントです。開催されてからしばらくは入場料が必要となりますが、藤まつり自体には誰でも参加することができます。
(追記)コロナの影響以降、イベントとしての「藤まつり」は開催されなくなりました。しかし、祭の有無に関係なく毎年4月下旬~5月上旬に開花する藤の花を目当てに県内外からたくさんの見物客が訪れます。



藤の花とイノシシモチーフのグッズが多い
和気神社の御朱印は、イノシシをモチーフにしたものです。御朱印帳にはイノシシと藤の花が描かれ、ひと目で和気神社のものだとわかるようになっています。また、御朱印には通常時とは別に、藤まつり限定のものもあります。台紙が藤を連想させる、ピンクと紫になっている御朱印です。
そして、絵馬にはやはり猪が描かれており、もはや「絵猪(えちょ)」とでも言えばいいんでしょうか。あと、お守りは足腰に関するものが多いですね。


鬼滅の刃ファンの聖地として注目
和気神社を代表する要素は、イノシシと藤の花です。そして、その2つとも、鬼滅の刃と深い繋がりがあります。鬼滅の刃の作中では、イノシシはメインキャラクターである嘴平伊之助の被りもの、藤の花は敵である鬼が嫌う花となっています。また、人気キャラクターである胡蝶しのぶは、藤の花を必殺技に用います。そのような共通点があるため、和気神社は鬼滅の刃ファンから注目を集めています。
今後はアニメファンやコスプレイヤーたちが聖地巡礼で賑わうかもしれませんね。

アクセス
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3986
藤の花シーズンは臨時駐車場もあり。非常に混みあうので、駐車に1時間待ちとかもあるのでスケジュールには余裕をもって。
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