【日本一の大鈴】箱崎八幡神社は鶴神様など長命開運のパワースポット!!鹿児島県出水市
今回は鹿児島県出水市の鶴と鈴の神社、箱崎八幡神社をご紹介します。
出水市は鶴の里として有名な鹿児島県の北西部に位置する市です。そんな出水市の中心にある神社が、箱崎八幡神社です。この神社は、日本一の大鈴と日本一小さな鈴をはじめとする鈴のコレクションや、鶴のモニュメントなどが見どころ満載。
ぜひ本記事を参考に巡ってみてください。
箱崎八幡神社について
箱崎八幡神社は、出水市上知識町にある神社で、応神天皇、神功皇后、武内宿禰の三柱を主祭神としています。創建は12~13世紀頃とされており、文明年間(1469~1487年)に現在地に遷座しました。
境内には青銅製総金箔張りで重さ5トンもある日本一の大鈴や、宝物鈴殿に納められた日本一小さな鈴などがあります。
また、出水市は冬になると越冬するために多くの鶴が飛来することで知られており、そのことから境内には鶴のモニュメントや絵馬などが多く見られます。
由緒と御祭神
元は福岡県の「筥崎宮(筥崎八幡宮)」が由来とされており、島津忠久公が鎌倉からの帰路の途中、博多沖で船が逆風にあおられて難破しかけた際に、筥崎宮に願ったところ難を逃れたことから、筥崎宮より分霊し、薩州の宗社国境鎮護の神様として置かれたのが箱崎八幡神社の始まりと言われています。
箱崎八幡神社では、応神天皇、神功皇后、武内宿祢の3神を祀っています。
- 応神天皇
八幡様とも呼ばれ、鎌倉時代には武家の守護神として崇められ、その後も戦と勝利をもたらす軍神として武士たちに信仰されたるだけでなく、商売繁盛、安全祈願、開運厄除の神様として一般市民にも広まっていった。 - 神功皇后
応神天皇の母。安産子育の神様として信仰されています。 - 武内宿祢(たけのうちすくね)
5人の天皇(景行天皇、成務天皇、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇)に仕えたとされる人物。300年以上生きて(複数の人物による襲名制という説が有力)、数々の功績を上げたという伝説から長命開運のご利益があるとされています。
日本一の大鈴について
神門をくぐるとすぐに箱崎八幡神社のシンボルとも言える日本一の大鈴がお出迎えしてくれます。
今上天皇御即位十年の記念事業として、高さ4メートル、直径3.4メートル、重さ5トンもある青銅製総金箔張りで作られた「成せば成(鳴)る。大願成就の大鈴」。出水市のシンボルともいえる鶴の親子の舞いを浮き彫りにしたデザインが美しいです。
大鈴の真下には、「撫鈴」が置かれていて、触れるとイイことありそう。
大きい鈴だけじゃない、宝物鈴殿と日本一小さい鈴も
境内にある宝物鈴殿は、敬宮愛子さまご誕生記念事業として1998年に建立されたもので、その形は鈴を模しています。
宝物殿の中には、箱崎八幡神社に伝わる三十六歌仙図や神楽面などが展示されていますが、その中でも特筆すべきは日本一小さい鈴です。この鈴は高さ0.5ミリメートル、直径0.6ミリメートルしかなく、「日本一小さい」としてギネスブックにも登録されています。この小さな鈴も参拝者が自由に見ることができますが、その際には拡大レンズを使って見る必要があります。
他にも見どころたくさん、境内にある幸運スポット?
神門から本殿へ続く参道の途中に「なせばなる通り門」という「くぐり鈴」があります。この通り門は参拝者が自由に通ることができ、その際には願いを込めながら通ると良いそうです。
娘はすんなり通ってましたが、大人の私にはかなりキツく、通るのに必死で願い事をするのを忘れてました。
ほかにも「鶴神様(つるかんさー)」、「撫鶴」や「撫亀」、「神馬」のオブジェや「せいくらべ石」、親子稲荷などご利益がありそうなものがたくさんあります。
ちなみに、つるかんさーは300年以上生きたといわれる武内宿祢がモデルとなっています。鶴も武内宿祢も長寿のシンボルなのでお参りしたら長生きできそうですね。
御朱印、グッズ、おみくじ
社務所で鈴をモチーフにしたお守りやチャームがたくさん売られているほか、御朱印もいただくことができます 。
また、本殿の横に八幡様の御使いである鳩をモチーフにしたカワイイ「鳩みくじ」もあります。
まとめ
箱崎八幡神社は、筥崎宮に由来のある神社です。日本一の大鈴や日本一小さな鈴のほか、川内市のシンボルでもある鶴にまつわるものたくさんあるのが見どころです。
「成せば成る」という言葉を持つ神社としても知られており、参拝者に夢や願いを叶える力を与えてくれると同時に、御祭神・武内宿祢と鶴は共に長寿の象徴でもあることから、長命祈願の神社としてもご利益があります。
出水市にお越しの際は、ぜひ箱崎八幡神社にお参りしてみてはいかがでしょうか。
アクセス
〒899-0212 鹿児島県出水市上知識町46