新田神社の限定御朱印を求めて薩摩川内市へ

薩摩川内市にある新田神社をご存じでしょうか?

この新田神社では「辰年」にちなんだ、その年にしか手に入らない特別な限定御朱印があるという噂を聞き、御朱印集めが趣味の私にとっては見逃せません!

というわけで、さっそく行ってきたので、新田神社へのお出かけ体験をみなさんと共有したいと思います。特に御朱印を集めるのが趣味の方や、薩摩川内方面へのおでかけの参考にしていただけたら嬉しいです。

新田神社について

新田神社は鹿児島県薩摩川内市にある、神亀山(しんきさん)の上に位置する神社で主祭神は天孫ニニギノミコトを祀っています。

天照大神の命を受けて、天孫降臨したニニギノミコトは、その後コノハナサクヤヒメと結婚して、今の川内の地に移ったと伝えられます。ちなみにニニギノミコトがこの地に千の台(うてな=高殿)を建てたことから、千台→川内(せんだい)と呼ばれるようになったそうです。

そしてニニギノミコトが亡くなった後、神亀山にお墓=可愛山陵(えのみささぎ)が作られ、それを祀るために神社が立てられたのが新田神社の始まりです。そして神社名の「新田」とは、ニニギノミコトが川内川から水を引いて新たに田んぼを作り出したことに由来します。

300段以上の石階段を登って本殿へ

本殿は神亀山の上にあるため、お参りするためには300段以上ある階段を登らなくてはなりません。
下から階段を見上げた時は「これくらいなら登れるかな」と思っていましたが、実は見えているのは半分だけで、さらに奥にも階段が続いています。

登ってみて初めて分かるというなんという罠!!!

子どもスイスイっと登っていきますが、私にはなかなかの運動です。

中腹まで来ると「がらっぱ大明神」という河童に似た像があります。川内川に住むという妖怪がらっぱを町興しのために神格化して祀ったものでしょうか。

”がらっぱ”とは

薩摩川内や南九州各地に伝わる不思議な生き物。河童に似ているが、ほかの地域に伝わる河童と比べて手足が長く、女好き。相撲を取ったりなど河童と同じ趣向を持っていたりする。

実は駐車場があり、ここまで車で来られるようです。(車で来ればよかった・・・・)

そして、ここから残り半分。さらに階段を登ります。辛い・・・。

樹齢650年以上!新田神社のご神木(大楠)

本殿の手前にご神木の大楠があるので、こちらも是非見ておきたいです。

高さは20m以上あるご神木

子抱狛犬

長い階段を登り終えると狛犬がお出迎え。安産・子授けを祈願したい人は狛犬の頭をなでるとよいみたいです。

よく見ると仔犬を抱いています

そして、ようやく本殿へ到着。お参りしましょう!

辰年限定御朱印と安鯛お守り

お参りが済んだらあっそく社務所へ行って御朱印をいただきます。

限定御朱印の場合は、御朱印帳への記帳ではなく、すでに御朱印が書かれた紙を購入するカタチになります。

新田神社の辰年限定御朱印
龍柱が描かれた限定御朱印

御朱印の他にユニークなのが、安鯛おみくじ。

木でできた鯛の中におみくじが入っており、縁日の水風船釣り要領で鯛を釣り上げるておみくじを取り出します。もちろん釣った鯛の入れ物も持って帰れるので子どもに喜ばれます。

ニニギノミコトが眠る「可愛山陵(えのみささぎ)」

社務所の横を抜けて、細い山道を2~3分歩くとニニギノミコトのお墓がある可愛山陵に辿り着きます。

中に入ることはできませんが、外から見るだけでもその神秘的な雰囲気を感じ取れます。

まとめ

新田神社は、薩摩川内市にある神亀山の山頂に鎮座し、昔から薩摩国の一の宮としての風格を保ち続けている神社です。ニニギノミコトを祀るこの神社は、豊かな緑に囲まれ、300段を超える石段を登ることで社殿に至りますが、車で本殿近くまでアクセス可能です​。

本殿の周りには、安産のご利益があるとされる「子抱き狛犬」や、可愛山陵があるなど見どころがあります。薩摩川内市へ来たらぜひ新田神社へ訪れてみてください。

アクセス

〒895-0065 鹿児島県薩摩川内市宮内町1935-2 

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