鹿児島ラーメン王にも輝いた「五郎家ラーメン」は食べ終えてからの「和え玉」が本番
梅雨の湿気が重く漂う鹿児島中央駅前。足元のアスファルトが濡れ、路面電車の音が雨に混じって響く。駅から歩いて数分、目指すは「五郎家」だ。
五郎家は、鹿児島ラーメン王選手権で優勝した実績のある人気店で、本店は山田町にあり、中央駅前のこの支店もすでに多くのラーメンファンが連日訪れている。
中央駅店は一見するとカフェのようなスタイリッシュな外観と内装。女性一人でも入りやすい、清潔感あふれる空間だ。客層はサラリーマン風の人からカップル、ファミリー層、学生など幅広い。
濃厚豚骨スープのラーメン
カウンター席に着席すると、注文するのはもちろん一番人気の「五郎家ラーメン」。
カウンター越しに見える厨房では、店員が手際よくラーメンを作っている。湯気が立ち上り、スープの香ばしい匂いが漂ってくる。程なくして、目の前に「五郎家ラーメン」が運ばれてきた。
濃いめの豚骨醤油スープに、たっぷりのキャベツと大判のチャーシューが盛り付けられている。昨今、一杯1000円を超えるラーメンが珍しくなくなってきている中、このボリュームで900円は安い。
まずはスープを一口。口の中に広がる旨味がたまらない。豚骨の濃厚さと醤油のキレが絶妙に調和し、キャベツのシャキシャキ感がアクセントになっている。
続いて麺をすする。やや細めの中太麺タイプだ。もちもちとした食感が心地よく、スープとの絡みも抜群だ。大小様々なサイズがたっぷりのチャーシューは、噛むたびに肉の旨味が口いっぱいに広がる。食べ進めるごとに、キャベツがスープに浸かり、全体の味がさらに深まっていく。
食べた後の楽しみ「和え玉」とは
ラーメンを楽しみながら、ふとテーブルに置かれたメニューに目を向ける。
端に「替玉」と書かれたすぐ下に「和え玉¥300」の文字が。あまり聞きなれないメニュー名だが、どうやら油そばのように味が付いた替え玉のことらしい。
味変を楽しみながら麺を追加できるという一挙両得のシステムだ。
ラーメンを平らげ、まだ胃袋に余裕があることを確認すると、すぐに店員を呼び「和え玉」を注文する。
『にんにく味と生姜味どちらにされますか?』
想定外の質問をされ一瞬戸惑ったが、今日のような蒸し暑日はさっぱりしているほうが良い。そう思い、今回は「しょうが」を選んだ。
麺をよく混ぜてタレと絡めてから食べると、黒酢の甘酸っぱさと、生姜のさっぱりとした味わいが口の中に広がる。ラーメンを食べた後にもう一度、新たな味覚体験ができるのがこの和え玉の魅力だ。
残ったスープに和え玉を入れながら、麺をすすり終えると、さっきまで余裕のあった腹はすっかり満たされていた。
次はニンニク味を試したい
QR決済で支払いを済ませ店を出ると、外はまだ雨が降っていた。しかし、先ほどとは違い今は満足感が広がっているので、雨など気にもならない自分がいた。
ただ一つ心残りなのが、和え玉のもう一つの味「ニンニク味」。次に五郎家を訪れた際には、ニンニク味の和え玉を試したい。
もし、鹿児島中央駅前を訪れることがあれば、ぜひ五郎家に足を運んでみてほしい。
店舗情報
五郎家 中央駅店
〒890-0053 鹿児島県鹿児島市中央町17−1 1F
近くのスポット
鹿児島ラーメン王にも輝いた「五郎家ラーメン」は食べ終えてからの「和え玉」が本番
いつもと一味違った【ブラックフライデー限定】ねこねこ食パンを親子で食べてみた
煉獄さんに食べて欲しい、松栄軒の「牛すき焼きと黒豚炙り焼豚弁当」
投稿者プロフィール
-
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
» DQウォーク専用Instagramアカウント
最新の投稿
- グルメ2024-07-28鹿児島ラーメン王にも輝いた「五郎家ラーメン」は食べ終えてからの「和え玉」が本番
- グルメ2024-07-28「拉麺 富」のシンプルだけどコクの深いラーメン。食べた後はTKGにスープをかけてオジヤで〆
- グルメ2024-07-15黒かつ亭の黒豚ロースかつランチがとんかつの正解を導き出した
- グルメ2024-07-07薩摩 雅咲亭(がしょうてい)のうな玉丼の鰻はもちろん、お米だけでも食べる価値はある逸品