【うなぎの尾方】骨の髄まで鰻を食べ尽くす

今日は父の日。家族サービスを期待していたけど、結局は自分一人で「うなぎの尾方」へ行くことにした。まったく、こういう日くらい家族と一緒に過ごせたらどれだけ良いか。でも、まあいい。たまには一人で贅沢するのも悪くない。

店に着くと、まずは漂ってくる香ばしい香りに心が躍る。これだ、うなぎの香り。この香りがあれば、少しの寂しさなんてどうでもよくなる。

店内に入ると、老舗を感じさせる落ち着いた雰囲気。スタッフの愛想も悪くない。よし、今日はここで最高のひとときを過ごそう。

入口の順番待ちの名簿に名前を書いて、15分ほど待つと2階席の座敷へ案内される。一階の入り口から完全に死角になるこの席は落ち着けるので丁度よい。

席について早速メニューを開く。

うな丼(930円~)、うな重(2870円~)ひつまぶし(2980円~)、どれも美味しそうな響きだ。しかし、逆を言えばどれも聞き覚えのある馴染み深いお品書き。

せっかくなのでここは他にはない珍しいものを食べてみたい。
そう心に決めて店員さんを呼ぶ。

尾方膳をお願いします」。

贅沢な響きに思わずニヤリ。店員さんも「一人で頼むとかマジか、こいつ!?」と思ったに違いない。

鰻の白焼き肝串焼き、背骨を揚げたカルシウム煎餅うなぎの酢和え蒲焼、ご飯、吸物。なんて豪華なラインナップだ。これが5750円。少し高めだけど、自分へのご褒美としては文句なし。家族全員でうな重を頼めば8,000~10,000円は掛かることを考えれば、まだ安い方だと自身に言い聞かせる。

ちなみに「鰻コーラ」も気になったが今回はパス。

尾方膳①
尾方膳②

まずは白焼きから。ふっくらとした鰻にワサビと塩をちょっと付ける。口に入れると、鰻の香ばしさと旨味が広がる。このシンプルな味付けが、鰻そのものの味を引き立てているんだな。

次に肝串焼き。これは濃厚だ。しっかりとした肝の味わいが口の中に広がり、一気に食欲を刺激する。そして、背骨のカルシウム煎餅。カリカリとした食感が楽しく、噛むごとに鰻の風味が広がる。お酒が欲しくなるが、今日はぐっと我慢。うなぎの酢和えも初めて食べるが、鰻の旨味と酢が意外にも相性が良いことに驚く。

そして、いよいよメインの蒲焼とご飯。蒲焼のタレが絶妙で、甘さとしょっぱさのバランスが完璧だ。ふっくらとしたご飯と一緒に食べると、もう箸が止まらない。

最後の〆。蒲焼をご飯の上に乗せ、追タレをたっぷりとかける。この瞬間がたまらない。タレがご飯に染み込み、蒲焼の旨味と混ざり合って、最高の一口が完成する。これこそ、至福のひとときだ。

満足感に浸りながら、ふと思う。やっぱり、一人で食べるのも悪くない。でも、次は家族と一緒に来れたらもっといいな、と。

食べ終わって、スタッフさんに「美味しかったです」と言って店を出る。うなぎの尾方、本当に最高だった。来年の父の日は家族と一緒に来れたらいいなと思いつつ、家路に着いた。

お店の紹介

霧島市にある老舗のうなぎ専門店。良質な天然地下水で養殖された鹿児島県産のうなぎのみを使用し、蒸さずに炭火でじっくり焼き上げた鰻は香ばしく、柔らかくホクホクとした味わいが特徴です。豊富な一品料理と贅沢な定食が揃い、特に「尾方膳」は豪華な内容で鰻を満喫したい方におすすめです。

住所: 鹿児島県霧島市国分福島3丁目14-1
電話番号: 0995-46-2220
営業時間: 11:00~14:00、17:00~21:00
定休日: 木曜日
アクセス: JR日豊本線国分駅より車で約7分、東九州自動車道国分ICより約8分
駐車場: 30台

詳細は公式サイトをご覧ください: うなぎの尾方

投稿者プロフィール

たった
たった
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。

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