ニンテンドーミュージアムは3時間で足りる?17時から入場してみた

ニンテンドーミュージアムへ行ってみたい。

しかし問題はチケットである。

予約困難で知られるニンテンドーミュージアムは特に土日祝日の午前中ともなると凄まじい倍率になるらしく、人気の時間帯は50倍を超えるとも言われている。

そんな中で比較的狙いやすいのが午後の遅い時間帯、特に最終入場となる17時枠だ。

実際に予約画面を見ていると他の時間帯が埋まっていても17時だけ空いていることがある。

なるほど。

だったら17時を狙えばいいじゃないか。

……と言いたいところだが、ここで別の問題が発生する。

ニンテンドーミュージアムの閉館時間は20時。

つまり17時から入った場合、遊べる時間は最大でもたったの3時間なのである。

せっかく鹿児島から京都まで行って「時間切れで全然遊べませんでした」では笑えない。

果たしてニンテンドーミュージアムは3時間で本当に楽しめるのだろうか。

今回は実際に17時入場のチケットを取ることができたので、その疑問を検証するため鹿児島から京都・宇治まで行ってきたぞ!

入場時間までは宇治観光しておけばいい

17時入場のメリットでもありデメリットでもあるのが、それまでの時間が丸々空いていることだ。

どうせなら早めに宇治へ行って観光しておくのがいい。

宇治には平等院鳳凰堂や宇治市源氏物語ミュージアムなど見どころが多いので、午前から宇治を観光して夕方からニンテンドーミュージアムという組み合わせなら一日を無駄なく使える。

我々も宇治周辺を観光してからニンテンドーミュージアムへ向かうことにした。

JR宇治駅から最寄りのJR小倉駅までは一駅で、乗車時間はわずか2分ほど。

JR小倉駅からニンテンドーミュージアムまでも歩いて7〜8分くらいなのでアクセスはかなり良い。

駅を出ると案内板があるので迷うことはない

16時30分到着。すでに行列ができていた

ミュージアムというより工場のような外観

16時30分を少し過ぎた頃にニンテンドーミュージアムへ到着。

まだ入場時間まで30分近くあるのだが、すでに15人ほど並んでいた。

みんな考えることは同じらしい。

少しでも早く入って1分でも長く遊びたいのである。

そして16時50分頃になると入場案内がスタート。

空港のようにセキュリティチェックを受けて入場

手荷物検査やセキュリティチェックを受けて中へ入ると、まず現れるのが巨大な土管などが並ぶフォトスポットだ。

いきなりテンションが上がる。

ただし17時入場組にとって最大の敵は時間である。

ここで写真撮影の行列ができているなら、いったん後回しにしてしまってもいい。

フォトスポットは帰る前にも撮影できるので、まずは館内へ突入する方が効率的だろう。

とはいえ夕方はどんどん暗くなっていくので、屋外で明るい写真を撮りたい人はここで撮っておいた方がいい。

傘立ての近くにはカービィ自販機がある
ポケふたもあるので忘れずにチェックしておこう

最初にやるべきことは「体験予約」

入口から左手にある第1展示棟・第2展示棟へ。

展示棟入口ではピノキオたちがお出迎え

館内へ入ってすぐのところにインフォメーションがある。

もし花札作りなどのワークショップを体験したいのであれば、何より先にここで予約状況を確認した方がいいだろう。

今回は体験する予定がなかったので申し込まなかったが、17時入場の時点でもまだ参加できる枠は残っているようだった。

17時入場だから体験系は全部終了しているのでは?

と心配していたが、どうやらそういうわけでもないらしい。

入口には宮本茂氏のサインもある

欲しいグッズがあるならショップも先に確認

インフォメーションのすぐ先にあるのがミュージアムショップ。

普通なら帰りに寄りたいところだが、絶対に欲しいグッズがあるなら最初に確認しておいた方が安心だ。

人気商品は売り切れる可能性もある。

……と思ったのだが、今回見た限りでは在庫はかなり豊富だった。

人気の巨大コントローラークッションもしっかり残っている。

以前より商品供給が安定しているようで、スタッフがこまめに補充している様子も見られた。

とはいえ大量に買ってしまうと、その後ずっと巨大なコントローラーを抱えてミュージアムを歩くという謎の罰ゲームが始まってしまう。

館内にはロッカーもあるので、大きな荷物は預けておくのが正解だ。

歴代ゲーム機が並ぶ展示エリアがエモすぎる

続いて2階の展示エリアへ。

ここには任天堂がこれまで発売してきたゲーム機や周辺機器、ゲームソフトなどがずらりと展示されている。

ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、NINTENDO64、ゲームキューブ、Wii……。

自分が遊んできたゲーム機を順番に見ているだけで、ほぼ人生の年表である。

そして恐ろしいことに

「あー!これ持ってた!」

というゲームが次々出てくる。

完全に記憶の奥底へ沈んでいたゲームソフトまで展示されていて、突然数十年前の記憶を掘り起こされる。

めちゃくちゃエモい。

ゲームだけでなく任天堂が過去に発売していたおもちゃなども展示されているので

「こんなのまで作ってたの?」

という発見もある。

ゲーム会社になる前から長い歴史を持つ任天堂だからこそできる展示だ。

娘が食いついたのはゲームのデザイン資料

娘が特に興味津々だったのがアートギャラリー。

マリオやゼルダ、スプラトゥーンなど人気ゲームのラフスケッチやデザイン資料を見ることができる。

普段ゲームをしていると完成したキャラクターしか見る機会はないが、最初から現在のデザインだったわけではない。

何度も描き直され、形や表情を変えながら我々が知っているキャラクターへ近づいていく。

その過程が見えるのが面白い。

娘は絵を描くのが好きなので、ゲームそのものよりこちらの方が刺さったようだ。

そしてギャラリーではニンテンドーミュージアムのオフィシャルブックも販売されている。

これは個人的には買っておくことをオススメしたい。

館内展示を家に帰ってから見返せるだけでなく入館証ホルダーも付いているため、ニンテンドーミュージアムへ来た記念品としてもちょうどいい。

そんなこんなで展示を見終わったところで時刻は18時過ぎ。

入場して約1時間。

ここからいよいよ本番である。

18時過ぎからゲーム体験へ

ゲーム体験エリアでは入館時にもらったコインを使って様々なゲームを遊ぶことができる。

入口で説明を受けたら、あとは好きなゲームへ向かえばいい。

ただし3時間しかない17時入場では現地に入ってから

「どれにしようかな〜」

と悩んでいる時間がもったいない。

公式サイトなどを見て、あらかじめ遊びたいものを何個か決めておくことを強くオススメする。

今回狙っていたのは

・ザッパー&スコープSP
・しぐれでんSP
・ビッグコントローラ
・ウルトラハンドSP
・ゲーム&ウォッチSP

このあたり。

当然ながらザッパー&スコープSPやビッグコントローラなど人気ゲームには多少の行列ができている。

しかしここで慌てる必要はない。

空いているゲームから遊べばいいのである。

17時入場最大のメリットは、時間が経つほど館内から人が減っていくことだ。

実際18時30分を過ぎる頃になると待ち時間はかなり短くなってきた。

昼間なら長い行列ができるゲームでも思った以上にスムーズに遊べる。

気付けば1時間もかからず持っていたコインをすべて使い切っていた。

……あれ?

17時入場、むしろ快適なのでは?

ザッパー&スコープSPは一番人気
ビッグコントローラーはゲーム内容によって待ち時間が異なる
ゲームウォッチSPは待ち時間なしで遊べた

19時になったら「はてなバーガー」へ急げ

ゲームで遊び終えると時刻は19時。

ちょうど腹も減ってきた。

ということで「はてなバーガー」へ向かう。

ここで注意したいのがラストオーダー。

我々が訪れた際は19時15分までだったので、夜に利用するつもりならゲームに夢中になりすぎないよう時間を確認しておこう。

昼間はかなり混雑することもあるらしいが、この時間になると待ち時間はほとんどなし。

すぐに注文することができた。

アメリカンダイナーのような雰囲気の店内も夜は人がほとんどいない

はてなバーガーの面白いところは、自分で好きな具材を組み合わせてオリジナルバーガーを作れること。

だったら普通のバーガーを作っても仕方ない。

せっかくニンテンドーミュージアムまで来たのだから、ここでしか食べられないような普通ではあり得ないバーガーを作ってみたい。

はてなバーガーの組み合わせ表

ということで選んだのが

黒いバンズ。

万願寺とうがらし。

すき焼きビーフ。

そして、わさび醤油ソース。

完成した姿を見る。

……。

何だこれは。

ハンバーガーというより未知のクリーチャーである。

自分で注文しておきながら若干引くが、恐る恐る食べてみると普通にうまいではないか。

すき焼きビーフの甘さに万願寺とうがらしとわさび醤油が意外なほど合う。

見た目と味がまったく一致していない。

人もハンバーガーも見た目で判断してはいけないのである。

注文後はスタッフが座席案内と写真撮影もしてくれる
店内にあるゼルダのステンドグラスも必見

食べ終わって19時40分。それでも時間が余った

バーガーをゆっくり食べ終えたところで時刻は19時40分頃。

閉館まであと20分。

しかし驚くことに、ここまでで我々がやりたかったことはほぼ全部終わっていた。

残り時間はフォトスポットを回るもよし、ショップでもう一度買い物するもよし、気になった展示を見返すもよし。

もしゲーム体験用のコインが残っているなら再びゲームエリアへ行ってもいい。

しかも閉館間際ともなれば人はさらに少なくなっているので、ゲームによってはほぼ待ち時間なしで遊べるだろう。

我々はすでにコインも使い切り、展示も見て、買い物もして、ハンバーガーまで食べた。

完全勝利である。

ということで閉館ギリギリまで粘る必要もなくニンテンドーミュージアムを後にした。

帰りは徒歩3分ほどの近鉄京都線・小倉駅へ。

JR小倉駅よりこちらの方が近いので、京都駅方面へ戻るなら近鉄を使うのも便利だ。

外はすっかり真っ暗だ

結論。ニンテンドーミュージアムは3時間でも十分楽しめる!

というわけで

「ニンテンドーミュージアムは17時から入って3時間だけでも楽しめるのか?」

という疑問に対する答えは

十分楽しめる!

である。

少なくとも今回の我々は

展示を見る。

ショップで買い物する。

ゲーム体験のコインを全部使う。

はてなバーガーを食べる。

フォトスポットを回る。

ここまでやって、それでも閉館まで少し時間が余った。

むしろ17時入場には大きなメリットがある。

それが「時間が経つほど空いてくる」ということ。

ニンテンドーミュージアムではゲーム体験そのものより行列の待ち時間が滞在時間を大きく左右する。

午前や昼間は滞在できる時間こそ長いものの、その分来館者も多い。

一方で夕方は新しく入ってくる人が少なくなり、時間とともに館内の人数が減っていく。

そのためゲームもカフェもかなりスムーズに利用できた。

結果として3時間という短い時間でも密度はかなり高い。

もちろん花札作りなど時間のかかるワークショップを複数体験したい人や、展示物を一つ一つ細かく読み込みたい人ならもっと時間が欲しいだろう。

しかし

「展示を見たい」

「ゲームも一通り遊びたい」

「ショップにも行きたい」

「はてなバーガーも食べたい」

という一般的な楽しみ方なら、17時からでも十分可能だと思う。

入場時間が遅いからといって「全然遊べなくても自己責任ですよ」というチケットの売り方ではない。

ニンテンドー側も17時の入場枠を販売している以上、17時から来た人でもきちんと楽しんで帰れるよう全体が設計されているのだろう。

その点は心配しなくても良さそうだ。

チケット抽選で午前中が全滅したからといって諦める必要はない。

むしろ17時枠。

かなりアリである。

何なら昼間に行くより快適なんじゃないかとすら思う。

そして結局のところ

ニンテンドーはいつだって、子どもたちの夢と期待を裏切らないのである。

投稿者プロフィール

たった
たった
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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