黒かつ亭の黒豚ロースかつランチがとんかつの正解を導き出した
鹿児島の天文館にある「黒かつ亭」は昼時には多くの人が並び行列が絶えない人気店。今回は地元はもちん観光客にも評判のこのお店でランチを試してみることにした。
待っている間にメニューをチェック
5~6人ほど並んでいたが店の前にメニューが置いてあるので、一通りチェックしてみる。
ランチは基本的にとんかつや海老フライなど揚げ物定食オンリー。夜は串焼きや鉄板料理、鍋料理などのほか居酒屋メニューも提供しているようだ。
ランチを注文
黒カツ亭の人気メニューといえば黒豚ロースとヒレがコンビになった数量限定の「黒かつ亭ランチ」だが、お店としては新たに「黒豚ロースと茶美豚ヒレのコンビランチ」を推したいらしい。おそらく黒豚のヒレが希少なため、その代替メニューなのかもしれない。
しかし、黒カツ亭に来たら黒豚以外の選択肢はない。黒豚こそ黒かつ亭のアイデンティティと言っても過言ではない。
そして、何より私が推したいのが黒豚ロースかつランチ。あえて定食ではなくランチの方をオススメしたい。
黒豚ロースかつランチ
黒かつ亭でロースかつランチを頼んだ人の多くがちょっと驚くかもしれない。ハッキリ言うと「期待していたものと違う」と思うのではないだろうか。
なぜなら、とんかつがかなり薄切りだからだ。
巷の多くのとんかつ屋が厚切りや大ボリュームを売りにしている中で、この薄切りカツは少々面食らうかもしれない。
しかし、この薄切りカツがある意味とんかつの正解を導き出してしまっているのだ。
薄切りカツの魅力
薄く切られたカツは、衣よりも肉の断面積部分が大きいため、口に入れたときに黒豚の肉と脂が直接舌に触れる。その結果、黒豚の旨味が直に伝わり、普通のとんかつ味わいがより強く感じられる。そして、噛むたびに黒豚のジューシーな脂が肉から溢れ、舌のうえに溶け出すのだ。
従来の厚切りとんかつだと、噛んだときに肉から溢れた旨味が衣に吸収されてしまい、美味しさが損なわれていたんだと、初めて思い知らされてしまった。
黒豚と塩の相性
黒かつ亭では3つの楽しみ方が用意されている。
フルーティーな味わいの特製黒ソースと。赤味噌と胡麻、和風出汁で作られた「胡麻だれ」。そして「梅塩」。
まず試してほしいのは「梅塩」。黒豚ロースは塩をつけることで、黒豚の甘みがさらに際立つ。塩が黒豚の旨味を引き立て、肉本来の味をダイレクトに感じさせてくれる。このシンプルな味付けが、黒豚の真の美味しさを堪能する秘訣だ。
終わりに
鹿児島には多くの黒豚とんかつを提供する店があるが、黒かつ亭の黒豚ロースかつランチは是非とも味わってほしい一品だ。
鹿児島の黒豚とんかつに興味がある方は、黒かつ亭を訪れてほしい。
店舗情報
黒かつ亭 天文館店 〒892-0816 鹿児島県鹿児島市山下町2-2
投稿者プロフィール
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神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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