小樽は滞在3時間でも楽しめるのか?小樽観光モデルコースを散策してみる

小樽といえば「札幌から日帰りで行ける観光地」として有名。

この日は鹿児島から飛行機を乗り継ぎ札幌まで来たが、もう昼の15時を回ろうとしている。果たしてこの時間からでも十分に小樽を満喫できるのか、観光がてら検証してみたいと思う。

JRエアポート快速で小樽へ

小樽行きは新千歳空港発の便も多い。札幌駅からなら小樽までは約45分、快速エアポートなら30分ちょっとで着くので札幌を拠点に日帰り観光も十分できる距離。

移動中の車窓もいい感じで、特に後半は海が見える。北海道らしい広さと抜け感にちょっとテンションが上がる。

空港の北キッチンで買ったコアップ・ガラナを飲みながら、電車の旅をゆっくり楽しむ。

小樽駅に着いたらまず「三角市場」

小樽駅のホーム

改札出てすぐ左手、徒歩30秒にあるのが「三角市場」。やたら派手な看板がいくつも入口にあるのですぐに分かる。主張し過ぎでは?

主張がすごい三角市場の看板

中は市場と言ってもかなり観光地化されているが、ちゃんと地物の魚が並んでいて活気がある。

魚はもちろんカニや貝、干物なども売られている。

市場では食堂もいくつかあり食事をとることができる。その中でも有名なのが「滝波食堂」。

滝波食堂といえば「元祖・わがまま丼」。丼ぶりの上に3種類もしくは4種類のネタを好きに選べるのが人気。

わがまま丼は好きなネタを選んで盛り付けられる

しかし、せっかく小樽まで来たのだから「できるだけたくさんのネタを楽しみたい!」という場合は、ウニ、ホタテ、エビ、サーモン、マグロ、いくら、イカと海鮮アベンジャーズとも言うべき「滝波丼」をチョイスするのも悪くない。

お値段は観光地価格で割高感は拭えないが、「北海道の市場で海鮮丼を食べる」という体験価値にお金を払うと考えれば、まぁまぁ納得できる・・・かな?

滝波丼
隣の滝波商店ではお土産用の干物や昆布も購入できる

小樽の街を歩いてポケふた探し

満腹になったところで腹ごなしに街歩き。10分ほど歩いてサンモール1番街へ向かう。

目当ては「アローラロコンのマンホール(ポケふた)」。観光地に溶け込みつつ、やたら目立つこの存在感。大人もカメラを構えていたので、遠慮なく便乗撮影。

子どもも喜ぶと思うので、子連れの方はぜひ訪れて欲しい。

堺町通り〜ルタオパトスでカフェタイム

観光のメインストリートである「堺町通り」へ。硝子細工とオルゴールとソフトクリームなど美味しそうなスイーツショップもたくさん並んでいて、どこも美味しそう。

しかし時間も16時を過ぎていると多くのお店が閉まりかけていた。

そんな中まだ営業していたのが「ルタオ パトス」。

ルタオは小樽発祥のスイーツ店。現在は札幌市内や千歳にも店舗がある。小樽だけでもたくさんの店舗があり、お店によって取り扱っているお菓子に違いがあり、各店舗限定のスイーツがある。

またお店によってはカフェも併設されており、スイーツだけでなくランチも注文することができる。

ルタオ・パトス

このパトス店でも1階はクッキーやケーキなどお土産を販売する店舗で、2階がカフェ・レストランとなっている。

そして、ここに来たらぜひ食べたいのがルタオ・パトス限定の「ふわとろフロマージュスフレ」

ふわふわのドーム型のスフレに自分でクリームをたっぷりかけて、ソースをトッピングするという体験型スイーツとなっている。

ソースの掛け方に若干センスを問われるが、失敗しても味に変わりはないので不器用な人でも大丈夫。

生クリームは濃厚だが、酸味のあるフルーツがアクセントとなりスフレはふわっとして軽いので、先ほど海鮮丼を食べたばかりのお腹にもすんなり入っていく。

この上にクリームとソースを自分の手でかけていく「ふわとろフロマージュスフレ〜パトス」
うまくいけばこのように出来るはず。

食べ終えた後は、1階でお土産に「小樽色内通り フロマージュ・ミルク」を購入。

ミルクチョコをチーズ生地のラングドシャでサンド。見た目、味ともに「白い恋人」に似ているが、こちらはチーズが入っている分、より味にコクと深みが増している。白い恋人が北海道土産として定番化し過ぎて物足りない、と感じる人はこちらの方をオススメしたい。

見た目でわかる。これ絶対美味いやつ「」

小樽といえば「かま栄」

堺町商店街を後にし、小樽運河へ向かう途中「かま栄 本社工場直売店 」を発見。幸いなことにまだ営業中だったので、ちょっと立ち寄ってみる。

かま栄といえば名物「パンロール」が人気。新千歳空港でも購入可能だが、行列ができるうえ売り切れてしまうこともある。しかし、工場直売店なら売り切れることはないのでほぼ確実に購入できるハズ。

かまぼこをパン生地で包んで揚げたシンプルな食べ物はテイクアウトにピッタリだ。

見た目は春巻きっぽい「パンロール」

小樽運河とその裏側を歩く

ようやく小樽観光のド定番、運河へ。川沿いにはレンガ倉庫群と歴史のある建物が並ぶ。

夕方になるとライトがつき始めて、水面に光が反射して幻想的な風景になる。日が完全に暮れれば観光パンフレットにあるような景色がみられるのだが、夏だと7時を過ぎても明るいのでなかなかライトアップされない。

さらにその橋を渡って「運河の裏側(小樽倉庫前)」を歩いてみるのもちょっと面白い。観光客が減って、地元の空気が戻ってくる。こういうところが地味に好きだ。

小樽倉庫を活用したお店が立ち並び、馴染みのあるチェーン店も何だかすごい歴史のあるオーラを感じてしまう。

小樽運河倉庫を利用した「びっくりドンキー」はやたら重厚な雰囲気を感じる

最後に旧手宮線跡を歩く

小樽駅へ戻る途中、かつての線路跡「旧手宮線」を発見。今は遊歩道になっていて、枕木の上をカツカツ歩ける。子ども連れにも人気っぽい。

鉄オタじゃなくても、こういうレトロ廃線風景ってなんか刺さる。

小樽から札幌へ帰還

小樽の街を1周して小樽駅に到着。再び快速エアポートに乗車。電車の中で先ほど購入した「パンロール」を食べながら、車窓から海景色を眺めつつ札幌へ向かう。

3〜4時間程度の滞在ではあったが、観光&食べ歩きを十分満喫できた。といことで、小樽は午後から半日程度の小旅行でも十分楽しめることが立証された。

むしろ午後からだと人が空いているので行列などもなく、スムーズに回れるような気がする。ただし、5時を過ぎると多くの店が閉店するのでそこは注意。できれば4時までにはお店など施設を訪れておきたい。

今度来るときはゆっくり時間をとって、小樽水族館や博物館、史跡巡りなどもしてみたいと思う。あと、お腹に余裕があれば小樽のご当地グルメ「あんかけ焼きそば」も食べてみたい!

運河近くの小樽出抜小路では小樽グルメが一通り揃う

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たった
たった
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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霧島市の人気観光施設「西郷どん村」にある日当山無垢食堂が、先日の大雨洪水で大きな被害を受け、やむなく休業を余儀なくされました。あの温もりある店内で、地元食材をふんだんに使ったランチやスイーツを楽しんだことのある方も多いのではないでしょうか? しかし、今回の水害で店内設備や什器が浸水し、営業再開には相当な修繕と資金が必要…。そんな中、お店はクラウドファンディングを立ち上げ、地域の皆さん・ファンの皆さんと力を合わせて再出発を目指しています。 日当山無垢食堂とは 鹿児島県霧島市日当山温泉郷の玄関口、西郷どん村にある日当山無垢食堂は、地元・霧島の農家さんから仕入れる新鮮野菜や、鹿児島ならではの食材を使ったランチは、観光客だけでなく地元客からも愛されてきました。また、西郷どん村の観光と合わせて立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。 被害の状況 今回の大雨洪水では、店内の床上浸水により商品の廃棄・厨房機器の故障・什器の破損・内装の損傷など深刻な被害が発生しました。設備の多くが使えなくなり、営業継続は困難な状況なようです。 クラファンページはこちら 👉 日当山無垢食堂 復興支援クラウドファンディングページ おこじょ 私も僅かながらですが、支援させていただきました。

https://kagoweb.net/topics/hot-issue/7879/


今日は早起きして朝7時に「いお・かごしま」こと鹿児島市中央卸売市場の魚類市場棟にある「市場食堂」にやってきた。 鹿児島市中央卸売市場魚類市場(いお・かごしま) 観光客も訪れる市場食堂 朝早い時間にも関わらず賑わっているお店がある。それが「市場食堂」。その名の通り魚市場で水揚げされた魚を使った料理が自慢のお店だ。 市場食堂名物・首折れサバの刺身定食 地元の人だけでなく、県外の観光客も多くくる市場食堂。お目当てはもちろん「首折れサバの刺身定食」。水揚げされたばかりのサバを即処理し、鮮度を保ったまま提供する限定メニュー。その日に揚がったものしか出ないため、数量も限られる。 この日は朝7時に訪問したが幸運にもまだ残っていた。だが、9時には売り切れることもあるとのこと。本気で狙うなら、遅くとも7時台に着いておきたい。 首折れサバ定食1600円 首折れサバとは? 水揚げ直後に首折って神経を絶ち、鮮度を保ったまま提供することからその名がついた「首折れサバ」。そして、九州のサバに寄生するアニサキスは内臓に留まって身の方に移動しないことから通常は酢締めにされるサバも、ここでは生食で出せるレベル。水産県・鹿児島ならではの一品だ。 まるでエビのようなぷりぷり食感 見た目はカツオやブリを思わせるが、口に運ぶと別物。驚くほど弾力がありプリプリとした食感は、まるでエビのような歯ごたえ。味は想像よりずっと淡白。クセはなく、白身魚のようなあっさりした後味が特徴。脂の重たさもなく、噛むごとに旨みがほどけていく。 店舗情報 店名:市場食堂 場所:鹿児島市中央卸売市場 魚類市場棟内 営業時間:5:00〜15:00 定休日:市場休場日(日曜・祝日など) アクセス:天文館いづろ通電停から徒歩15分ほど その他メニューも充実 海鮮ちらし、うに丼などの定番海鮮メニューから、焼き魚や肉炒め、ラーメンまで幅広く対応。価格も500円台からと良心的。 市場でしか味わえない鮮度と技術。首折れサバ刺身定食は「早起きして良かった」と思わせる一皿だ。

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