境港の水木しげるロードは夜も面白い!日帰りより泊まりをおすすめしたい理由

水木しげるロード

鹿児島から電車を乗り継ぎ、出雲、松江、米子を経由して、ようやくたどり着いた鳥取県境港市。目的地はもちろん、妖怪の町として知られる「水木しげるロード」だ。

水木しげるロードというと、日中にブロンズ像を見ながら散策する観光地というイメージが強いかもしれない。しかし実際に行ってみて思った。ここは、夜に歩いてこそ面白い。

日没後のライトアップ、妖怪の影絵、目玉おやじの音声ARツアー。そして翌朝のスタンプラリーと水木しげる記念館。日帰りでさっと見て帰るには、あまりにも惜しい。境港は、泊まってこそ妖怪に取り込まれる町である。

JR米子駅から境港駅へ

子どもが「水木しげるロードに行ってみたい」と言うので、鹿児島から電車を乗り継ぎ、出雲、松江を経由して鳥取県の米子駅へ。

鹿児島から山陽山陰地方へは飛行機の直通便がないので結構しんどい。
最寄りの空港が福岡か神戸になる。

九州と山陰の交通網は、こちらの時間と体力をかなり削ってくる。
途中、出雲に泊まり2日かけてようやくここまで辿り着いた。

米子駅に着いたら、17:44発の境港行きへ乗り換えるのだが、ここでまず目を疑ったのが境線の乗り場である。

乗り場案内を見ると・・・

米子駅の0番線から、妖怪の世界へ向かう

境港行きの列車は、米子駅の「0番のりば」から出発する。

0番のりば・・・?
初めて聞いたぞ、そんなホーム。

9と4分の3番のりばならハリーポッターで聞いたことがあるが、0番はまた別の怪しさがある。零と霊をかけているのだろうか。境港行きというより、あの世方面行きではないのか。

そんなことを考えながらホームに向かうと、すでに妖怪たちの歓迎ムードがすごい。

階段にはねずみ男。
ホームには妖怪の案内看板。
列車が来る前から、もう完全に水木しげるワールドである。

境港行きの本数は決して多くないが、このホームなら待ち時間も退屈しない。
むしろ、すでに観光が始まっている。

鬼太郎列車に乗って境港へ

しばらくすると、境港方面から列車が到着した。

車体には大きく鬼太郎たちが描かれている。いわゆる鬼太郎列車だ。

外観だけでも十分すごいが、中に入るとさらにすごい。座席、壁、天井、あらゆるところに鬼太郎たちがいる。

これはもう公共交通機関というより、動く妖怪屋敷である。

しかもこの列車、観光客だけでなく地元の学生たちも普通に利用していた。

妖怪だらけの車内で、学生たちがいつもの通学風景として乗っている。この日常と非日常の混ざり具合がいい。観光客のこちらだけが浮かれている。完全に浮かれている。

境線の各駅には妖怪の愛称がついていて、米子駅は「ねずみ男駅」、境港駅は「鬼太郎駅」。途中にはコロボックル駅、すねこすり駅、砂かけばばあ駅などもある。

駅名を見るだけでも楽しい。移動時間まで観光に変えてくれるのはありがたい。

終点の境港駅に着く頃には、日が落ちかけていた。

まずは妖怪ガイドブックを確保する

境港駅に到着したら、まず寄っておきたい場所がある。

駅の裏手にある駐車場だ。

ここに設置されている自販機に、ちょっと変わった商品が売られている。

妖怪ガイドブック(ドリンク付き)である。

この妖怪ガイドブックは、水木しげるロードの妖怪スタンプラリー台紙にもなっている。水木しげるロードを歩くなら、ほぼ必須アイテムと言っていい。

通常は観光案内所などで購入できるが、到着時間が遅いと閉まっていることもある。そんなとき、この自販機の存在がありがたい。

夜に到着するなら、買い物は「まるごう」で済ませておく

ガイドブックを手に入れたら駅の表口へ……と行きたいところだが、その前に必要なものがあれば買い物を済ませておきたい。

駅裏の駐車場から歩いてすぐのところに「まるごう 境港ターミナル店」がある。

水木しげるロード周辺は観光地ではあるが、夜になると店が閉まるのも早いしコンビニもない。その場で何でも買えると思っていると、少し困るかもしれない。

飲み物、夜食、子どものおやつ、ホテルで食べるデザート。必要そうなものはここで買っておくのが安心だ。

もちろんここで買うべきは、鳥取のローカル乳製品「白バラ牛乳」シリーズである。

白バラミルク大福。
白バラシュークリーム。
白バラクリームヨーグルト。
白バラコーヒー。

見つけるたびにカゴへ入れていく。
旅先のスーパーは他では見かけない魅力的な商品が並んでいるのでぜひ立ち寄りたい場所の一つだ。

白バラ乳製品

駅前の御宿野乃にチェックイン

今回泊まったのは、境港駅前にある「御宿野乃」。

駅から近い。水木しげるロードにも近い。大浴場もある。

つまり、妖怪散策の拠点としてかなり便利だ。

まずはチェックインして荷物を部屋へ置く。ここで一度座ってしまうと、そのまま動きたくなくなる危険がある。長距離移動のあとである。人間の体は正直だ。

だが、ここで寝てはいけない。

なぜなら、境港の本番は夜だからだ。

電車を利用する観光客は大抵ここに泊まる

夜の水木しげるロードが思った以上に良い

19時を過ぎると、外はすっかり暗くなっていた。

ここからが妖怪ツアーの始まりである。

水木しげるロードは昼間の観光地として有名だが、夜は夜で別の顔を見せる。日没後は妖怪の影絵が路上に浮かび、ブロンズ像や樹木もライトアップされる。公式情報でも、夜間演出照明は毎日、日没から午後10時まで楽しめると案内されている。

昼間は「かわいい」「懐かしい」と思っていた妖怪たちが、夜になると急に本気を出してくる。

足元に映る妖怪の影。
薄暗い通りに立つブロンズ像。
人気の少なくなった商店街。

いい。これはいい。

昼間の水木しげるロードが観光なら、夜の水木しげるロードは少しだけ肝試しである。

「目玉おやじと行く夜の妖怪ぶらり旅」に参加

夜の散策でぜひ体験してほしいのが、音声コンテンツの「目玉おやじと行く夜の妖怪ぶらり旅」だ。

これは水木しげるロード全10スポットを巡る音声ARコンテンツで、目玉おやじの案内を聞きながら夜のロードを歩いていく仕組みになっている。2025年4月からはアプリ版ではなくウェブ版で提供されており、料金は500円となっている。

スマホ1台あれば参加できるので、親子で片耳ずつワイヤレスイヤホンをシェアして歩くこともできる。

目玉おやじの声に導かれながら、夜の水木しげるロードを進んでいく。

各スポットで妖怪や怪奇現象に遭遇し、途中では妖怪たちとAR写真を撮ることもできる。音声、夜道、ライトアップ、AR。情報量は多いが、不思議とまとまっている。

子どもはもちろん楽しんでいたが、大人も普通に楽しい。

暗い道を歩きながら「次はどこだ」「何が出るんだ」とスマホを握りしめながらオヤジに誘導されていく。

なぜかオヤジの声を聞いていると、どんな妖怪が出てきても何とかなるだろうという妙な安心感が出てくる。
やはりCV野沢雅子は最強に勇気付けられる。

Information

目玉おやじと行く夜の妖怪ぶらり旅
URL: https://www.sakaiminato.net/mizuki_road_30th/event-1a/

ゴールは水木しげる記念館前

夜の妖怪ぶらり旅は駅前からスタートし、水木しげる記念館前へ向かって進んでいく。

日中ならただの散策ルートかもしれないが、夜は雰囲気がまるで違う。

道に映る妖怪の影がじわっと現れ、ブロンズ像の表情も暗がりの中で妙に生々しく見える。

子どもと一緒に歩いているので怖すぎるわけではない。けれど、ほんの少しだけ背中がぞわっとする。

この「怖すぎないけど、ちゃんと妖怪っぽい」バランスが絶妙だ。

だからこそ、声を大にして言いたい。

水木しげるロードは、日帰りだけではもったいない。

日中の観光だけで帰ると、この夜の雰囲気を味わえないのはすごくもったいない。

夜の散策後は海鮮丼を食べる

妖怪ぶらり旅を終える頃には、いい具合にお腹が空いていた。

境港に来たなら、やはり海鮮を食べておきたい。

この日は「元気亭」というお店に入って海鮮丼を注文した。

境港という土地柄、海鮮丼には期待してしまう。旅先の海鮮丼というものは、もう名前だけでだいたい勝っている。しかも歩き回った後である。空腹は最高の調味料とはよく言ったものだ。

出てきた海鮮丼は、見た目からして満足度が高い。

エビ、イクラ、イカ、タコ、カニ、刺身。
丼の上が海の会議みたいになっている。

妖怪を浴びたあとに海鮮を食べる。
境港らしい夜である。

ホテルに戻って白バラ牛乳祭り

夕食を終えたらホテルへ戻る。

大浴場で汗を流し、部屋に戻ってからは、さきほど買っておいた白バラ牛乳製品の出番だ。

白バラミルク大福。
白バラシュークリーム。
白バラクリームヨーグルト。
白バラコーヒー。

旅先で食べるローカル乳製品はなぜこんなにうまいのか。

お腹いっぱいのはずなのに、なぜか入る。
これは別腹というより、旅腹である。

こうして妖怪と白バラに包まれながら、境港の夜は更けていった。

翌朝は早めにスタンプラリー開始

翌日は朝早くから妖怪スタンプラリーを開始した。

夏場は日が高くなるとかなり暑い。水木しげるロードは歩く距離もそれなりにあるので、できれば朝のうちに回ってしまいたい。

前日に買っておいた妖怪ガイドブックを持って、スタンプを押しながらロードを歩いていく。

これがなかなか楽しい。

ただ歩くだけなら子どもが途中で飽きる可能性もあるが、スタンプラリーがあると目的ができる。大人もつい本気になる。

「あそこの店の前にある」
「次はこっちじゃないか」
「押し忘れたら戻るぞ」

もはや観光というより作戦行動である。

昨夜、歩いたときには暗くて気が付かなかったものが、日中だとよく見える。
あちこちにある妖怪ブロンズ像などもじっくり見てまわりたい。

お土産を買いながら妖怪ロードを進む

スタンプラリーをしながら、途中のお店にも立ち寄る。

妖怪もなか、鬼太郎カレーなどなど。妖怪関連のお土産だけでもかなり種類がある。

鬼太郎カレーはただのキャラクター商品と思うなかれ!味は本格派で想像以上に深みのある味わいで旨い。かつて大食いタレントのギャル曽根も日本一美味しいレトルトカレーと絶賛したほどだ。見かけたら絶対買っておきたい一品。

そして特にインパクトが強かったのは、妖怪食品研究所の「妖菓 目玉おやじ」だ。

店先にずらりと並んだ目玉。
冷静に見るとなかなかの光景である。

目玉を顔に重ねて写真を撮ると、ちょっとした妖怪になれる。子どもは喜ぶし、大人も結局やる。旅先では羞恥心の感度が少し鈍る。いいことだと思う。

水木しげる記念館もじっくり見る

水木しげるロードを歩くなら、水木しげる記念館にも入っておきたい。

館内では、水木しげる先生の作品や妖怪の世界をじっくり見ることができる。

子どもにとっては鬼太郎や妖怪の世界。
大人にとっては、漫画、戦争、人生、創作の重みまで感じられる場所だ。

展示を見ていると、水木しげる作品のすごさは「怖い妖怪を描いた」だけではないのだと改めて思う。

怖いのに、どこかユーモラス。
不気味なのに、妙に人間くさい。
異世界の話なのに、妙に生活感がある。

だから子どもも大人も惹かれるのだろう。

トイレの案内がかわいい

すなば珈琲 水木ロード店でひと休み

スタンプラリーを続けていると、さすがに疲れてくる。

そんなときに寄りたいのが「すなば珈琲 水木ロード店」だ。公式情報では、境港駅から徒歩約6分の場所にあり、営業時間は10:00〜16:00、定休日は火曜日となっている。

鳥取といえば、やはり一度は寄っておきたい「すなば珈琲」。

すなば珈琲水木ロード店

「スタバはないけど、すなばはある」という名フレーズは、もはや鳥取観光界の古典である。現在どうこうという話ではなく、もうそういう概念として残っている気がする。

歩き疲れた体にコーヒーがしみる。

水木しげるロードは楽しいが、全部回るとそれなりに歩くので途中で休憩を挟むのは大事だ。

冷たい珈琲を飲んで一休み

スタンプラリーを終えたら観光案内所へ

スタンプを集め終えたら、駅前の観光案内所へ持っていく。

全部集めなくても記念品をもらうことができるようだが、せっかくならできる限り集めたい。

観光案内所はみなとさかい交流館1階にある

こうして無事に水木しげるロードを一通り制覇。

前日の夜に妖怪ぶらり旅をして、翌朝からスタンプラリーと記念館をじっくり楽しむ。

もし日帰りだったら、夜の演出も、朝のスタンプラリーも、ここまで存分に楽しむことはなかったと思う。

やはり境港は泊まりで来るのが正解だ。

ゴールすると修了スタンプを貰える

帰りはねずみ男列車で米子へ

境港駅から境線の米子行きに乗る。

帰りに乗ったのは、ねずみ男のラッピング列車だった。

行きは鬼太郎、帰りはねずみ男。
いいバランスである。

米子駅に戻ったら、最後のお土産購入タイム。

因幡の白うさぎ。
白バラコーヒーのカントリーマアム。

そして、鳥取和牛の焼き肉を食べてから三ノ宮行きの高速バスに乗り、神戸空港から飛行機で鹿児島へ帰る。

まとめ:水木しげるロードは泊まりで行くのがおすすめ

水木しげるロードは、昼間だけでも十分楽しめる。

鬼太郎列車に乗り、妖怪ブロンズ像を探し、スタンプラリーをして、水木しげる記念館に入る。それだけでも満足度は高い。

しかし、実際に行ってみると、夜の水木しげるロードが想像以上に良かった。

日没後のライトアップ。
路上に浮かぶ妖怪の影絵。
目玉おやじの音声ARツアー。
人気の少ない通りに立つ妖怪たち。

昼間のにぎやかな観光地とは違う、少し怪しくて、少し楽しい妖怪の町になる。

だから、日帰りでさっと帰るのはもったいない。

境港に行くなら、ぜひ1泊してほしい。
夜に妖怪と歩き、朝にスタンプを集め、昼に記念館をじっくり見る。

それでようやく、水木しげるロードを一通り楽しんだと言えるのではないだろうか。

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投稿者プロフィール

たった
たった
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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