鹿児島から長崎へは熊本港からフェリーで渡るのをオススメしたい

鹿児島から長崎へ行くなら、西九州新幹線が早くて便利。

でも、少し時間に余裕があるなら、フェリーを使ってゆっくり海の旅を楽しむのも素敵な選択肢。熊本港からフェリーで島原半島を経由して長崎を目指すルートは、ちょっとした冒険気分。

潮風を感じながら進むフェリーの旅は、電車や車とは違った風景が楽しめます。普段と違う移動手段で、長崎への旅をもっと思い出深いものにしてみませんか?

熊本駅から熊本港へ

まず、熊本駅に着いたら、フェリーの出発地である熊本港へ向かいましょう。アクセスは簡単!熊本駅からは直通のバスが運行しており、約30~40分で港に到着します。

バスに乗る際、交通系ICカードや現金での支払いが可能なので、事前にチャージしておくと便利です。また、フェリーの出発時間に合わせて余裕を持って移動するのがポイント。特に観光シーズンは混雑することもあるので、早めの行動がおすすめです。

ここからバスに乗車

バスに乗ってしまえば、あとは終点まで乗るだけ。次第に海が見えてきます。

次第に見えてくる広い海に心が躍る

バス停を降りてすぐ目の前に熊本港フェリーターミナルがあるので、迷うことはないはず。

もし時間があれば、ターミナル内にカフェや売店があるので時間をつぶすこともできます。

切符売り場でチケットを買い、そのまま建物の2階に上がって乗船。

熊本港から島原港までは、熊本フェリー(1500円)と九商フェリー(1180円)の2つが運行しており、それぞれ所要時間や料金が異なるため、旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。どちらも定期的に運行しているので、徒歩乗船の場合は予約不要でスムーズに乗船できるのが魅力です。

熊本フェリーの方が値段は高いですが、半分ほどの時間(30分)で島原に辿り着くので、短時間で効率よく移動したい方にぴったりです。対して、九商フェリーは約1時間の所要時間で、ゆっくりと船旅を楽しみたい方におすすめ。

今回は時間の都合上、熊本フェリーに乗ることにしました。

有明海をクルーズ気分

いよいよフェリーが出発!有明海に浮かぶフェリーは、まるで小さなクルーズ船のよう。広がる青い海と、ゆっくりと流れる時間に癒されることでしょう。天気が良ければデッキに出て、風を感じながら有明海の景色を堪能するのもおすすめ。フェリーからは島原半島の美しい山々や、時折現れる漁船など、普段見ることのない景色に出会えるかもしれません。

船内には売店もあり、軽食なども売られています。景色を眺めながら軽食を楽しめるスタンド席や、デッキに出て風を感じながらのんびり過ごすことができるエリアもあり、移動そのものが楽しみになります。

ここでぜひ試したいのがオーシャンブルーフロート(700円)。青いソーダが有明海を背景に映えます。

特に朝や夕方の時間帯に乗ると、刻一刻と変わる空の色が印象的です。海面に反射する太陽の光がキラキラと輝き、自然の美しさを全身で感じられます。移動のための手段としてだけでなく、このフェリーの旅そのものが特別な思い出になるのでは。

景色を楽しんでいると約30分の船旅もあっという間。船の前方に島原が見えてきます。

島原港で「しまばらん」がお出迎え

フェリーが島原港に到着すると、まず目に飛び込んでくるのが、島原市のゆるキャラ「しまばらん」。丸いフォルムに癒されるこの可愛らしいキャラクターが、まるで観光客を温かく迎えてくれるかのようです。しまばらんは、同市出身である妖怪ウォッチの作者によってデザインされたようです。記念写真を撮ったり、ちょっとしたお土産をチェックして、島原での旅のスタートを楽しみましょう。

もうマスクは外していいと思うよ

島原港周辺には、港町ならではの雰囲気が漂い、のんびりとした時間が流れています。フェリーを降りた瞬間から、どこか懐かしい空気に包まれているかのような感覚が広がります。島原港のターミナル内には、海産物や地元の特産品を取り扱うお店が並び、新鮮な魚介類や名物のお土産を手に入れることができます。海を眺めながら、地元の味覚を楽しむのもこの旅の醍醐味の一つです。

そして、港から少し足を伸ばせば、島原半島の観光スポットもすぐそこ。歴史の風情が漂う「島原城」や、情緒あふれる「武家屋敷跡」、自然の美しさを満喫できる「雲仙温泉」などが待っています。しまばらんに見送られながら、次の目的地へと出発しましょう。フェリーを降りた後も、旅は続きます!

体験レポート
島原まち巡りと島原鉄道で行く日本一海に近い駅「大三東」系ゆえ長崎へ。味処 仲よしの名物「Wスーパーポーク&がぶ丼」でランチを堪能する旅

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投稿者プロフィール

薩摩おこじょ
薩摩おこじょ
北の地から鹿児島へやってきて、そのまま住み着いてしまったオコジョです。新しい家族と仲間と一緒に楽しく暮らしています。
子育てしながら鹿児島、特に霧島・大隅での日々の暮らし情報を発信して行きます。

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