【朝食OK】縁楽亭は福江港近くで地獄炊きうどんを食べられる希少な食堂

五島列島へ来たからには名物の五島うどんを食べておきたい。それも普通のかけうどんではなく、できれば熱々の鍋から自分ですくって食べる「地獄炊きうどん」である。
ところが福江港周辺で探してみると、地獄炊きうどんを提供している店は意外と少ない。
車があれば「おっどん亭」や「ばらもん亭」といった有名店まで足を延ばせるものの、レンタカーを借りる前や公共交通機関のみでの旅行となると選択肢は一気に狭くなる。しかも朝から食べたいとなれば、もはや地獄炊きより店探しの方が地獄である。
そんな旅行者の悩みに応えてくれるのが、福江港から徒歩圏内にある「縁楽亭」だ。
福江港近くで朝から営業する縁楽亭
縁楽亭があるのは福江港から歩いて行ける場所で、スーパー「エレナ」のほぼ目の前。
黄色い暖簾に大きく書かれた「縁楽食堂」の文字が目印で、食堂のほかに民宿と観光レンタカー店も併設されている。
訪問時の案内では朝6時30分から営業しており、早朝に福江港へ到着した人や午前中の観光ツアーへ参加する前に朝食を済ませたい人にも使いやすい。
港の近くで朝から五島名物が食べられる。旅行者にとって、これはかなりありがたい存在である。
地獄炊きうどんを注文
注文したのはもちろん「地獄炊きうどん」。
卓上へ運ばれてきたのは、五島うどんと生卵、あごだし、薬味のネギ、とろろ昆布、梅干し、そして一人用としてはなかなか存在感のある鍋。
うどんはすでに茹でられた状態で出てくるのではなく、自分で食べる分だけ鍋へ入れて茹でていく。
一度に大量投入すると鍋の中で麺が渋滞するため、欲張らず少量ずつ入れるのが良さそうだ。
五島うどんを鍋で約3分
沸騰した鍋へ五島うどんを投入し、案内された時間を目安に約3分待つ。
鍋の中で泳いでいた麺が透き通るような白さになったら食べ頃。専用のうどんすくいで持ち上げ、まずはあごだしへ入れていただく。
五島うどんは一般的なうどんより細いものの、素麺ほど頼りないわけでもない。ツルツルとした滑らかな喉越しがありながら、噛むとしっかり弾力が残っている。
太いうどんのような重量感ではなく、細い麺ならではの軽快さがあるため次々と箸が進む。朝食には少し多いかと思っていたが、これなら意外と食べられそうだ。
あごだしも香りがよく、優しい味わいながら物足りなさはない。茹でたての熱々うどんをつけると、だしの旨味が麺へよく絡む。
生卵を加えて味変
しばらくあごだしで食べ進めたところで、生卵を使って味を変えてみる。
生卵を器で溶き、そこへあごだしを注いで混ぜ合わせる。見た目は釜玉うどんのつけ汁版といったところだろうか。
卵が加わることで出汁がまろやかになり、細い五島うどんへさらに濃厚に絡む。
最初はあごだしであっさり、後半は卵を加えてまろやかに。ひとつの料理で二種類の味を楽しめるため、最後まで飽きずに食べられる。
梅干しやとろろ昆布を加えれば、さらに味の変化をつけることも可能。梅干しはそのまま食べてもいいが、温かいだしへ入れると酸味が少し和らぎ、朝の胃袋にも優しい一杯になる。
五島限定のキーホルダーももらえた
地獄炊きうどんを注文した人へのプレゼントとして五島限定のキーホルダーをいただいた。
五島うどんが入った器をモチーフにした小さなチャームで、なかなか細かく作られている。
まさか朝ごはんを食べに来て旅の記念品までもらえるとは思っていなかった。五島旅行の土産話がひとつ増えたというものだ。
急いでいる朝には要注意
ただし地獄炊きうどんを食べる際には、ひとつ注意しておきたいことがある。
この料理は自分で少量ずつ麺を鍋へ入れ、その都度数分待ってから食べる。つまり普通のうどんのように、料理が届いた瞬間から一気にすすって10分で退店というわけにはいかない。
急いで食べたつもりでも、すべて食べ終えるまで30分以上はかかった。
早朝から営業しているとはいえ、フェリーや飛行機、観光バスの出発直前に駆け込むのはおすすめしない。せっかくなら熱々の五島うどんをゆっくり茹でながら、旅の予定を確認するくらいの余裕を持って訪れたい。


福江港周辺で五島らしい朝食を食べるなら
福江港の徒歩圏内で朝から営業し、五島名物の地獄炊きうどんまで食べられる縁楽亭。
車がなくても利用しやすく、午前中から観光へ出発したい旅行者にも便利な店である。
五島うどんは土産店でも買えるが、現地で鍋を囲みながら食べる地獄炊きはやはり別物。自分で茹でるひと手間も含めて、五島らしい食体験になっている。
福江港へ朝到着して「さて、どこで朝ごはんを食べようか」と困ったときには覚えておきたい。
ただし時間だけは多めに確保しておこう。うどんは細いが、食事時間まで短いとは限らないのである。
※価格や営業時間などは訪問時の情報です。最新情報は店舗へご確認ください。
投稿者プロフィール

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神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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