圧巻の演技!木下大サーカスはCGや生成AIが溢れた今だからこそ見ておきたい本物のエンターテイメント

街にサーカスがやってくると聞くと、街全体がお祭りのように盛り上がって、なんだかテンションが上がりませんか?

今回、およそ7年ぶりに鹿児島で公演があったので、実際に観に行った感想や、初めて訪れる方に向けた楽しみ方のコツを紹介するので、これから行く予定の方や、行こうか迷ってる方は参考にされてみてください。

なお、ショーの様子は撮影できないので、公式Youtubeをご覧ください。

120年以上の歴史を誇る木下大サーカスとは?

世界三大サーカスの一つとして名高い「木下大サーカス」。その名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

木下大サーカスは、1902年に創立された日本を代表するサーカス団で、世界三大サーカスの一つとしても知られています。動物ショーや空中ブランコ、オートバイショーなど、多彩な演目で観客を魅了し続けています。

サーカスの特徴はそのスケール感。例えば、巨大なテントの中で繰り広げられるライオンの曲芸や空中ブランコの演技は、子どもから大人まで楽しめるエンターテインメントです。観客席からステージまでの距離も近く、臨場感あふれるステージが魅力です。

世界三大サーカスといえば、木下大サーカスのほかに、アメリカの「リングリング・ブラザーズ」やロシアの「ボリショイサーカス」が挙げられます。その中で、日本で楽しめるサーカスとして木下大サーカスの歴史と実績は他の追随を許しません。


実際に観た感想と注目ポイント

街中に突如現れた巨大なテント

木下大サーカスへ実際に訪れてみてまず目に入るのは圧倒的な存在感を放つ巨大なテント。

そして、レトロな看板や電飾が私たちを出迎えてくれて昭和世代の心を揺さぶります。逆にイマドキの令和キッズたちの目にはどのように映ってるのでしょうか。

会場に一歩足を踏み入れた瞬間から、非日常の世界が広がってきてワクワクします。

チケットは入場券(自由席)のほかに座席指定券があります。

入場券だけでもショーを鑑賞できますが、その場合はステージの横の方から見ることになり、場所によっては柱が邪魔になって見にくいことがあります。より良い眺めを望むなら座席指定した方が良いでしょう。

座席指定はランクがあり、より上のランクほど正面寄りでステージに近くなります。

家族全員分を座席指定すると中々の金額担ってしまいますが、特別自由席なら+1000円するだけで比較的正面に近くみやすい席を確保できるのでオススメです。

なお、会場内は撮影禁止ですが最後のフィナーレだけ僅かながら撮影タイムがあります。

主な見どころ

空中ブランコの迫力

特に印象的だったのが、空中ブランコの演技です。何メートルも上空で繰り広げられるスリル満点のパフォーマンスは、手に汗握る緊張感。観客からは驚きの声と大きな拍手が上がり、まさにステージ全体が一体となる瞬間でした。

動物たちのショー

ライオンや象が登場する動物ショーも見逃せません。ライオンがジャンプしたり、象がコミカルにステージを動き回ったりする姿は、子どもたちだけでなく大人にも笑顔を届けていました。動物たちの個性が引き出された演技には、サーカス団の努力が感じられます。

観客を巻き込むユーモア

ピエロのコミカルなパフォーマンスも魅力的でした。観客とのやり取りや軽妙なトークは、会場全体を笑いで包み込み、ステージ全体の雰囲気をさらに盛り上げていました。


ショー以外の楽しみ

飲食について

ショーの開始前と途中の休憩時間の間だけ会場内で売店がオープンします。

外部から飲食物の持ち込みはできないので会場内の売店で買うことになりますが、大体こういうイベント会場で売られている食べ物って、なかなかのお値段すると思うじゃないですか?

ご安心ください。木下サーカスはそんなセコイことはしません。
チュロス1本200円、アメリカンドッグ1本300円とめちゃめちゃ良心的な価格。

お祭りの屋台だとこの2倍くらい取られますよ。これで像やライオンなど動物たちの餌代をちゃんと賄えているのか、逆にこっちが心配になるくらい安いです。

グッズ販売について

売店では木下大サーカスのオリジナルグッズが色々と売られているので、お気に入りのものを探してみるのも良いでしょう。

中でも買っておきたいのは「パンフレット」。

パンフレット

木下大サーカスの歴史やショーの舞台裏を写真付きで色々説明があって面白いです。特に過去のポスターアーカイブはめちゃくちゃエモいです。これだけ内容が充実して1000円はお得です。

ポスターだけでも売って欲しい

他にもオリジナルぬいぐるみやタオルなんかも可愛いので買ってしまいました。

かわいいホワイトライオンのぬいぐるみ

ゾウと記念撮影

公演終了後は像と一緒に記念撮影することができます(有料)。自分の食い扶持は自分で稼いでるんでしょうか。動物たちも大変です。

場内は基本的に撮影できるところがないので、思い出を写真に残せるのはここしかないので、特に小さいお子さんをお連れの方はぜひ写真を撮っておきましょう。


CGやAI映像では味わえない、本物のエンターテイメントの価値

最近、SNSではAIやCGによる超人的な動きの映像が話題になったりしますが、それらは「リアルに見えるけれど、実際には不可能な動き」です。本物のサーカスやパフォーマンスには、デジタルでは決して得られない感動があります。

失敗の可能性があるからこそ、心が震える
AI映像は完璧ですが、サーカスでは毎回が真剣勝負。失敗のリスクを背負いながら挑戦し、成功したときの歓声や拍手は、リアルだからこそ心に響きます。

努力の積み重ねが生む、本物の凄さ
サーカスの技は、何年もの鍛錬の賜物。人間の限界への挑戦を見ることで、「本当にすごいこと」とは何かを実感できます。

会場の熱気と一体感
サーカスには、観客とパフォーマーが生み出す圧倒的な臨場感があります。その場でしか味わえない緊張感や歓声など、目だけでなく五感を通して体験したことはずっと記憶に残ります。

「本物を見る目」を失わないために
AIの映像を楽しむのは悪くありませんが、そればかりを見ていると、「何が本当にすごいのか」「人間の身体の限界はどこなのか」という感覚が鈍ってしまうかもしれません。本物のエンターテイメントに触れることで、リアルな凄さを見極める力が養われます。

まとめ

私も子どものころに親と一緒にサーカスを見に行った記憶があります。もう30年以上も前のことですが、いまだにそのことを忘れずに覚えているのは、それが本物のエンターテイメントだったからでしょう。

何十年後、自分の子どもが大人になったとき、「あの日、家族でサーカスを観に行ったな」と懐かしく思い出すかもしれません。目の前で繰り広げられた本物のパフォーマンス、その驚きや感動がきっと心に刻まれるはず。

木下大サーカス公式HP

投稿者プロフィール

popoyama
popoyama
生まれも育ちも鹿児島の主婦。パンやお菓子、スイーツなど甘いものが大好きなAIイラストレーター。神社巡りや御朱印集めが趣味。

Instagramでも鹿児島のことを色々投稿しているのでフォローよろしくお願いします!


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