長崎スタジアムシティホテルに泊まれば部屋から花火鑑賞もできる!?

今回の長崎旅行でぜひ行ってみたかったのが、ジャパネットが総工費1000億をかけて2024年10月にオープンした「長崎スタジアムシティ」。長崎駅からほど近いところにサッカースタジアムやアリーナ、商業施設、オフィスなどが集まった大型複合施設だ。
そして、そのスタジアムと一体になるように建っているのが今回泊まる「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」である。
客室やロビー、大浴場などからスタジアムを眺められるほか、館内にはプールやレストランもあり、ホテルの外へ出なくても一日過ごせそうな充実ぶり。試合観戦のために泊まるホテルというより、泊まること自体が一つのアトラクションになっているような場所だ。
ホテルへは路面電車でスタジアムシティノースへ
長崎駅から路面電車に乗り、スタジアムシティノース電停で下車する。
目の前に現れたのは、巨大な長崎スタジアムシティ。ホテルに泊まりに来たはずなのだが、外から眺めているだけでも施設が大きすぎて、どこから入ればいいのか少し迷う。
スタジアムシティの階段を上がって2階へ進み、フードホールを抜けた先にある自動ドアからホテル内へ。そこからエレベーターで7階まで上がると、ようやくホテルのフロントに到着した。
マスコットたちが出迎える7階ロビー
エレベーターの扉が開くと、V・ファーレン長崎や長崎ヴェルカのユニフォームを着たマスコットたちがお出迎え。
スポーツに詳しくなくても、大きなぬいぐるみが並んでいればとりあえず写真は撮りたくなる。ホテルのロビーというより、テーマパークのキャラクターグリーティングに近い雰囲気である。
吹き抜けになったロビーは天井が高く、窓の向こうにはスタジアムの客席が広がっている。ホテルに入った瞬間から、ここが普通のシティホテルではないことを思い知らされる。
チェックインを済ませ、宿泊者専用エレベーターで今回泊まる11階のツインルームへ向かう。
窓から見える景色に感動
今回宿泊するのは11階スタンダード ツインルーム スタジアムビュー。
部屋に入って最初に目に飛び込んできたのは、ベッドとソファ、そして窓の外に広がるスタジアムである。
ツインベッドの隣に大人一人が横になれそうなほど大きなソファとテーブルが置かれていて、家族で泊まっても余裕のある広さ。設備も新しく、落ち着いた色合いでまとめられているので、スタジアムの上にいることを忘れれば普通に高級感のあるホテルだ。
浴室も広く、バスタブの横には客室側を見渡せる大きな窓が付いている。大浴場があるので部屋の風呂を使わない人も多そうだが、部屋でゆっくり入りたい派にも十分な設備である。
そして、この部屋で最も目立つのが窓からの景色だ。
眼下にはピーススタジアム、その奥には山の斜面にびっしりと建物が並ぶ長崎らしい街並みと稲佐山。左手には長崎港まで見渡せる。
サッカーの試合が開催される日なら、部屋から試合を眺められるのではないかと思うほど。今回は11階なので若干距離感があるが、もっと下の階であればすぐ眼前で観戦できるだろう。
この日はちょうど芝の入れ替えの時期でピッチ部分は土が剥き出しの状態だった。それでも、普段は客席から見下ろすスタジアムを、さらにその上にあるホテルから眺めるという光景はなかなか面白い。
冷蔵庫の飲み物は無料
部屋の冷蔵庫を開けると、コーラ、お茶、ジュースなどの飲み物が入っていた。
これらはウェルカムドリンクとして自由に飲んでよいらしい。
暑い中を電停から歩き、巨大な施設内をさまよってきたところだったので、冷たい飲み物がすぐに飲めるのはありがたい。連泊や宿泊人数に応じた補充はないようだが、1泊する分には十分な量である。
荷物を置いて一息ついたところで、さっそくスタジアムシティ内を散策することにした。
ホテルからそのままスタジアムシティ巡り
スタジアムシティには飲食店だけでなく、ジャパネットの店舗、スーパーマーケット、雑貨店、アウトドア用品店などが入っている。
旅行中に何か忘れ物をしても、よほど特殊な物でなければ施設内だけで揃いそうだ。ホテルを出て街まで買い物に行く必要がなく、食事も買い物も観光も同じ敷地内で完結する。
今回は事前に予約していたスタジアムツアーにも参加した。
ツアーでは普段入れない場所を案内してもらえるため、ホテルに泊まるなら一緒に参加すると、スタジアムシティをより深く楽しめると思う。
スタジアムツアーについては別の記事で詳しく紹介している。
宿泊者限定のガチャに挑戦
ホテルのチェックイン時には、ジャパネットの店舗で利用できるガチャの交換券をもらった。
ジャパネットの店舗内には家電やマッサージチェアなどの商品が並び、入口では見覚えのある巨大なキャラクターが待ち構えている。店舗というより、ジャパネットの世界観を体験するショールームといった感じだ。
さっそく宿泊者限定のガチャに挑戦したところ、出てきたのは
ジャパネットのオリジナルミネラルウォーター。
家電や豪華賞品が飛び出してくるわけではなかったが、夏場は水なんてなんぼあっても良いですからね。
すでに部屋の冷蔵庫にも飲み物が入っているので、このホテルに泊まっている間は水分不足になる心配だけはなさそうだ。
スタジアムシティアプリで佐世保バーガーを注文
施設内を歩き回っていると、そろそろお腹が空いてきた。
スタジアムシティでは専用アプリから飲食店の商品をモバイルオーダーできる。今回は佐世保バーガーの人気店「Stamina本舗Kaya」のスペシャルバーガーと皮付きポテトを注文。合計1,460円である。
注文後は料理が完成するまで店舗の前で待ち続ける必要はなく、施設内を散策しながら時間を潰せる。完成するとスマートフォンに呼び出しが届くので、それから店舗へ受け取りに行けばよい。
受け取った料理はフードホールだけでなく、スタジアム内に用意された席で食べることもできる。目の前にスタジアムを眺めながら佐世保バーガーを食べるという、長崎らしさを強引に一か所へ集めたような食事も可能だ。
ただし今回は、せっかく見晴らしの良い部屋を取っている。
バーガーを持って部屋へ戻り、バルコニーで夕景を眺めながら食べることにした。
分厚いバンズの間にはパティ、ベーコン、卵、野菜などが重なっていて、手に持っただけでもかなりの重量を感じる。きれいに食べるのはほぼ不可能なので、口元がソースまみれになることなど気にせず豪快にかぶりつく。
佐世保バーガーを食べながら長崎港と稲佐山を眺める。これだけでも、わざわざスタジアムビューの部屋を選んだ価値はあった。
しかし、この日の本番はここからだった。
部屋の窓から花火鑑賞
陽が沈むにつれて稲佐山の展望台や山肌の住宅に明かりがともり、スタジアムもライトアップされていく。
昼間とはまったく違う景色になったところで、長崎港の方向から花火が打ち上がり始めた。
この日はちょうど「ながさきみなとまつり」が開催されており、部屋の窓から花火をほぼ正面に見ることができたのである。
しかも、かなりよく見える。
わざわざ混雑する会場まで移動する必要はなく、冷房の効いた部屋やバルコニーから座ったまま花火を眺められる。トイレの心配もなければ、場所取りも帰りの混雑もない。
花火大会の鑑賞環境として、これはかなり強い。
ホテル上階のレストランでは花火鑑賞付きの特別ディナーも用意されていたようだが、こちらは普通に宿泊しているだけで、部屋がそのまま特等席になった。宿泊料金も通常時と変わらなかったため、日程さえ合えば相当お得なのではないだろうか。
もちろん花火は毎日上がるわけではなく、部屋の位置や階数によっては建物に遮られる可能性もある。花火目当てで予約するなら、開催日と部屋の向きは事前に確認した方がよいだろう。
今回は11階だったため、長崎港の方向までしっかり見渡せた。
夜のスタジアムを照らす「NIGHT MIRAGE」
花火だけでも十分満足したのだが、このホテルの夜はまだ終わらない。
20時と20時45分には、スタジアムを光と映像で演出する「NIGHT MIRAGE」が行われる。
真っ暗になったスタジアム内を色とりどりの光が走り、ピッチ部分には大きな模様が映し出される。音と光を使ったショーを、これも部屋から眺められるのだから忙しい。
ホテルで過ごす夜といえば、テレビを見て風呂に入って寝るくらいが一般的だが、ここでは窓の外で次々とイベントが始まる。
花火を見て、光のショーを見て、夜景を眺める。
部屋から一歩も出ていないのに、ちょっとしたテーマパークへ遊びに来たような夜だった。
スタジアムを眺める大浴場とプール
ショーを見た後はホテルの大浴場へ。
大浴場もスタジアム側が大きなガラス張りになっており、湯船に浸かりながらスタジアムの様子を眺められる。さすがに入浴中の写真は撮れないが、ここまで徹底してスタジアムを見せてくるホテルも珍しい。
大浴場の近くにはプールも併設されている。
水着を持っていれば利用できるため、子ども連れなら夕食後にプールで遊ぶのもよさそうだ。スタジアムシティ内を歩き、大浴場とプールまで利用すれば、ホテルだけでもかなりの時間を過ごせる。
外へ観光に出掛けるための宿というより、ホテルそのものが旅行の目的地になる施設である。
朝食も部屋から長崎の景色を眺める
翌朝、カーテンを開けると長崎港と山に囲まれた街並みが朝日に照らされていた。
ホテルでは追加料金4,000円で朝食ビュッフェを付けることもできる。しかし、この日は天気が良く、せっかくならバルコニーで景色を眺めながら食べたい。
そこで一度ホテルを出て、隣のスタジアムシティオフィス棟1階にあるベーカリーへ向かった。
店内にはクロワッサンやカレーパン、バゲット、食パンなどが並んでいる。今回購入したのはプレミアムクロワッサンと特製ジャンボフロマージュ。
部屋へ持ち帰り、窓際のテーブルで朝食にする。
大きな窓の向こうにはスタジアムと長崎の街並み。昨日の夜は花火や光のショーで賑やかだったが、朝は港と山を眺めながら静かにパンを食べる。
ホテルの豪華なビュッフェも魅力的だが、景色の良い部屋ならテイクアウトしたパンで朝食という選択も悪くない。費用も抑えられ、チェックアウトまで部屋を存分に楽しめる。
荷物を送って手ぶらで帰る
チェックアウト時には、荷物を自宅へ配送してもらうことにした。
旅行最終日に大きな荷物を抱えたまま観光するのは地味につらい。特に長崎は坂道や階段が多いため、キャリーケースがあるだけで行動範囲が狭くなる。
荷物をホテルから送ってしまえば、その後は手ぶらで観光でき、そのまま駅へ向かえる。送料はかかるが、旅の最後まで身軽に動けることを考えれば十分に価値がある。
長崎スタジアムシティホテルは泊まること自体が観光になる
長崎スタジアムシティホテルは、単にスタジアムの隣に建っているホテルではなかった。
部屋やロビー、大浴場からスタジアムを眺められ、施設内には飲食店やショップが揃い、夜には光のショーまで行われる。試合がない日でも楽しめるように作られており、ホテルに泊まること自体が一つの観光体験になっている。
今回は偶然にも長崎みなとまつりの日と重なり、部屋から花火まで鑑賞できた。
スタジアムを見ながら佐世保バーガーを食べ、花火と光のショーを眺め、大浴場で汗を流し、翌朝は長崎の景色を眺めながらパンを食べる。
もはやホテルに泊まったというより、1泊2日のアトラクションに参加したような感覚である。
スポーツに興味がある人はもちろん、詳しくない人でも十分楽しめる。長崎観光で少し変わったホテルに泊まりたいなら、一度は候補に入れてみてよいと思う。
スタジアムシティホテル長崎
〒850-0046 長崎県長崎市幸町6−7−1
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投稿者プロフィール

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神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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