サッカーど素人が長崎スタジアムシティツアーを楽しめるのか実際に参加してみた

スタジアムシティツアー

私はJリーグはおろかワールドカップすら見ない自他共に認めるのサッカーミリしら(1mmも知らない)層だ。

そんなサッカーど素人が、長崎スタジアムシティで行われているスタジアムツアーに参加してきた。

サッカーファンでもない人間が、わざわざお金を払って誰もいないスタジアムを見学して本当に楽しいのか。

結論から言うと、これが思っていた以上に面白い。

むしろサッカーをよく知らないからこそ、見るものすべてが新鮮だったのかもしれない。

なお、ツアーにはスタジアムツアーとアリーナツアーおよびその両方を回るツアーが開催されているが、今回はスタジアムツアーへの参加となる。

事前予約を済ませてツアー受付へ

長崎スタジアムシティツアーは、長崎スタジアムシティの公式アプリから事前予約ができる。

当日でも空きがあれば参加できるようだが、せっかく現地まで来て満員では悲しすぎるので、旅行の日程が決まったら早めに予約しておくのが安心だ。

受付はスタジアムシティノースの2階。手続きを済ませると、参加者用のパスとストラップを渡される。

首から下げた瞬間、急に関係者っぽく見えてくる。

もちろん何の権限もない。

開始時間の5分前までに受付付近へ集合し、参加者が揃ったところでツアーが始まる。スタジアムツアーは約1時間で、ホームチームのロッカールームや選手ベンチ、ピッチ、記者会見場などを巡る内容となっている。

参加パスは持って帰ることができる

案内してくれるのは長崎の芸人「下田へこちゃく」さん

今回の案内役は、長崎で芸人として活動している下田へこちゃくさん。

V・ファーレン長崎のユニフォームに、青とオレンジの帽子、さらにヘッドセットマイクまで装備しており、登場した時点ですでにキャラクターが完成している。

長崎スタジアムシティツアーでは、地元で芸人やモデル、役者などとして活動している人たちが「ガイド+アイドル=ガイドル」として案内を日替わりで担当している。下田へこちゃくさんも公式に紹介されているガイドルの一人だ。

施設の説明を延々と聞くだけの社会科見学を想像していたが、この方が先頭に立っているだけで、普通のツアーでは終わらない予感がする。

今回の案内人「下田へこちゃく」さん

スタジアムへ向かう途中にも見どころが多い

ツアーは、いきなり関係者エリアへ突入するわけではない。

受付周辺にはジャパネットの体験店舗や飲食店があり、スタジアムで醸造されたクラフトビールを楽しめる「THE STADIUM BREWS NAGASAKI」もある。長崎スタジアムシティ内で醸造されたビールはヴィビールという名で売られて飲むことができる。

THE STADIUM BREWS NAGASAKI

サッカーの試合がない日でも飲食店やショップを利用できるので、ここは単なる競技場というより、スタジアムを中心に造られた一つの街といった方が近い。

通路には、名前やメッセージが刻まれたレンガも敷き詰められている。

何となく足元を見ていると「内村航平」や「福山雅治」の名前を発見。長崎が生んだ大スターが、まさか足元にいるとは思わなかった。

この「名を刻むレンガ」には、平和やスポーツ、未来、夢、希望などをテーマにした名前やメッセージが刻まれており、長崎にゆかりのある著名人が多く参加している。

サッカー専用スタジアム PEACE STADIUM 内へ

関係者専用エレベーターで移動

関係者用のエレベーターで裏手からスタンドへ出ると、青い客席と巨大なスタジアムが目の前に広がる。

サッカーの試合をほとんど見ない人間でも、この景色にはさすがにテンションが上がる。

観客が入っている時は人の多さや応援に目が行くのだろうが、誰もいないスタジアムでは建物そのものの大きさや構造がよく分かる。

スタンドの向こうにはホテルがそびえ立ち、その下にはラウンジや店舗らしき空間が並ぶ。

ちょうど芝の張り替えの時期で土が見えている

競技場の隣にホテルがあるというより、ホテルと商業施設の中にスタジアムが組み込まれているような不思議な景色だ。

途中には、V・ファーレン長崎と長崎ヴェルカのユニフォームが並ぶテレビ番組「Vタイムズ」のセットもある。

サッカーだけでなくバスケットボールも含め、長崎のプロスポーツを一緒に盛り上げようという施設なのだろう。

長崎県民にとってはお馴染みの場所らしい
塩田みうの手書きボード

選手専用のウォームアップエリアとロッカールームへ

ここから先は、普段なら選手や関係者しか入れないバックヤードである。

関係者しか入れない場所

まず案内されたのは室内ウォームアップエリア。

人工芝が敷かれた広い空間で、試合前に選手たちが体を動かすために使われるようだ。

基本的に設備はVファーレン側と相手チーム側とで差は付けず、全く同じ条件に揃えているとのこと。これはPEACE STADIUMのコンセプトである平和や正々堂々を具現化したものと言えるだろう。

ここで壁打ちをしてウォーミングアップ

その隣には選手の体をケアするための設備が整った部屋もある。

ベッドや製氷機などが並び、表舞台からは見えないところで選手を支える準備がされている。

そして、ツアーの見どころの一つがV・ファーレン長崎のロッカールーム。

チームカラーである青い照明に照らされた室内には選手のユニフォームが並び、想像していたロッカールームよりはるかに格好いい。

ちなみに青い照明はあくまでもVファーレンだけで、相手チームの部屋は青くないらしい。

ミュージアムのような雰囲気のロッカールーム

サッカーに詳しくなくても、ここから選手たちが試合へ向かうと考えるだけで特別感がある。

好きな選手がいる人なら、その選手の席を見つけただけでかなり興奮するのではないだろうか。

照明を落とすと幻想的

選手入場口を抜けてピッチサイドへ

ロッカールームを出て進んだ先にあるのが選手入場口。

正面には「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」の文字があり、その向こうにピッチと客席が見える。

試合当日、選手たちはここを通って大勢の観客が待つピッチへ向かう。

もちろん今は無人なのだが、特別に入場曲を流してくれる。

サッカーど素人でも、こういう演出には弱い。

階段を上り、実際にピッチサイドへ出る。

客席から見ていた時よりもスタンドが大きく感じる一方で、観客席とピッチの距離は驚くほど近い。

この日はグラウンドの整備が行われており、散水される様子を見ることもできた。

芝生の上を自由に走り回れるわけではないが、ピッチのすぐそばに立ち、ボールを持って記念撮影できるだけでも十分楽しい。

戦術も選手名もほとんど分からない。

それでも「ここでプロの試合が行われる」という事実は、立ってみると急に現実味を帯びてくる。

一般人には縁のなさそうなVIPエリアにも潜入

ツアーでは、ピッチだけでなくVIP専用の空間も案内してもらえる。

落ち着いた青を基調としたラウンジにはソファやテーブルが並び、普通の観客席とはまったく違う雰囲気だ。

スタジアムというより高級ホテルのラウンジに近い。

試合を見ながらビールを飲み、ゆったり過ごす場所なのだろう。選手の入場から試合後のインタビューまで間近でみることもできる。

自宅のリビングより落ち着きそうだが、残念ながら普段の自分には最も縁遠いエリアである。

特別料金を払うとラウンジを利用できるらしい

さらに、スポンサー名が並ぶ記者会見場にも入ることができる。

マイクの前に座って記者会見風の写真を撮れば、選手や監督の気分を味わえる。

試合には一切出ていないが、とりあえず「皆さんの応援のおかげです」と言っておけば、それらしくなるはずだ。

サッカーを知らなくてもスタジアムツアーは楽しめる

ツアーへ参加する前は、サッカーの知識がなければ説明を聞いても分からず、置いていかれるのではないかと思っていた。

しかし実際には、選手のロッカールームに入る、選手入場口を歩く、ピッチのすぐそばに立つ、VIPラウンジや記者会見場を見るといった体験が中心なので、専門知識はほとんど必要ない。

サッカーファンなら選手や試合を思い浮かべながら楽しめるし、サッカーに詳しくない人でも巨大施設のバックヤード見学として十分面白い。

ガイド付きなので、目の前の設備が何に使われるのか分からず、そのまま通り過ぎてしまうこともない。

長崎スタジアムシティを訪れたものの、試合の予定がない。

サッカーには詳しくないが、せっかく来たので何か体験してみたい。

そんな人にこそ、このツアーは向いていると思う。

サッカーど素人でも問題なし。

長崎スタジアムシティツアーは、十分楽しめるツアーであった。

長崎スタジアムシティツアーについて

個人で参加する場合は長崎スタジアムシティ公式アプリから予約でき、受付場所はスタジアムシティノース2階。ツアー開始5分前までの集合が案内されている。当日も空きがあれば参加できるが、実施時間や見学場所はイベントなどによって変更される場合があるため、最新情報は公式サイトやアプリで確認してほしい。

公式サイト:https://www.nagasakistadiumcity.com/activity/tour/

投稿者プロフィール

たった
たった
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
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