【釧路観光】ノロッコ号で行く釧路湿原と憧れのインデアンカレーを食べる旅

トマムから特急おおぞら1号に揺られ、釧路駅に着いたのは10:56。
次の目的地まではわずか10分の乗り換え時間。急ぎ足で向かうのは、11:06発の釧路湿原ノロッコ号だ。

進行方向左側の窓際席を予約しておいたおかげで、発車と同時に広がる景色を独占できる。

釧路駅からノロッコ号に乗車

釧路湿原ってどんな場所?

釧路湿原は東京23区がすっぽり入るほどの広さを持つ、日本最大の湿原。
国立公園に指定されており、手つかずの自然がそのまま残る貴重なエリアだ。蛇行する川や湿地、ヨシ原が一面に広がり、タンチョウヅルやエゾシカ、キタキツネなど北海道らしい野生動物が暮らしている。
冬は霧氷、夏は深緑、秋は黄金色のススキ…と、季節ごとに全く違う表情を見せてくれるのも魅力だ。

ノロッコ号の車窓と車内

のんびりとしたディーゼルの音とともに、列車は湿原の真っただ中へ。
途中の売店で「くしろ露サイダー」と「ノロッコ号プリン」を購入。プリンは地元フレンチレストラン特製の牛乳プリンで、舌に吸いつくようななめらかさ。人気商品らしく、帰りの便では売り切れていたので、見つけたら即買いが正解だ。

車窓には水門、くねくねとアマゾン川のように蛇行する川、そして釧路湿原駅を通過。

そして、出発から40分ほどで塘路駅に到着する。

塘路駅に到着

塘路駅でひと息

駅近くの展望台からは、湿原と集落を一望できるので時間があれば登ってみよう。

展望台からの眺め

駅構内にカフェがあるほか、駅周囲にもハンバーガーショップやいももち屋さんもあり、昼食を取るにはちょうど良い。しかし、今回はこの後の重要な目的のために空腹を我慢する。

出発まで30分ほど時間があるので、人が増える前に駅とノロッコ号の外観および車内を見学。

再びノロッコ号に乗り込み、釧路駅へ戻る途中、線路脇にキタキツネの姿を発見。警戒心ゼロでこちらを見てくるその様子は、まるで野良猫のよう。北海道の田舎では「野良キツネ」というジャンルが普通に存在しているらしい。

13:05、釧路駅着。

列車内の各車両の前方もしくは後方にスタンプ台があるので、列車を降りる前に乗車記念書にスタンプを押しておくことを忘れずに。
記念書は各駅乗車時に一人一枚貰えるので、往復なら釧路発と塘路発で2枚分押すことができる。

スタンプは2パターンあるが往復なら両方押せる

ちなみに旧国鉄時代の雰囲気が残るレトロかつ重厚な作りの駅舎は、希少な現存する民衆駅(国鉄直轄ではなく、民間事業者と協力して建設されたステーションビル)として、その筋のマニアには堪らない物件らしい。

昭和感漂う釧路駅の外観

また駅構内には「なつかし館 蔵」という昭和レトロの品々を集めたギャラリー兼喫茶店がある。興味があれば立ち寄ってみるとよいだろう。

釧路駅の雰囲気とお店の世界観が絶妙にマッチしている

釧路の旅の本命はまだ終わらない。お次は駅を出て街を散策。


カレーショップ インデアン釧路あさひ町店へ

レトロな駅舎を背に街を歩く。

釧路市中央図書館前でふと目をやると、タンチョウヅルをモチーフにしたバス停がなかなかオシャレ。そして足元にはやはりタンチョウが描かれたマンホール。ディズニーランドの隠れミッキー的な感じで街中で隠れタンチョウを探すのも面白いかもしれない。

釧路の街を歩くこと約10分。辿り着いたのは、長年憧れていた「カレーショップ インデアン」。
帯広発祥のカレー店で、帯広市外では釧路にしかない。県外出店ゼロという、食べたければ現地へ行くしかない正真正銘ご当地カレーの店だ。

これまで某県民ショーなど数々のメディアで紹介され、一度は訪れてみたかった憧れのお店だ。

店構えがタージマハル並みに尊い

店内の壁一面に並ぶのは洋画のポスター。インド映画じゃないのか…と思いきや、創業者が洋画好きだったことが理由らしい。

注文は王道のインデアンカレーにカツトッピング。それで1,000円を切るコスパにまず驚く。
ひと口目で広がるのは、まろやかさとコク。辛さはやや控えめで、じんわり汗がにじむ程度。ルーは具材が溶け込んでいて、シンプルながら奥深い。これはわざわざ来た甲斐があった。

北海道のカレーといえばスープカレーが一番に思い浮かばれるが、このインデアンカレーもぜひ食べて欲しい。


釧路駅で見つけたお土産&ご当地ドリンク

釧路駅に戻り、バスの発車までの暇つぶし。駅構内のベーカリーで「湿原パン」なるものを発見して購入。

そして自販機で「GEORGIA 北海道限定サントスプレミアム」なるものを見つけ、限定の二文字に釣られてやはりこちらも即購入。

ついでにCoke ONで期間限定の北海道コレクションスタンプをもらった。季節ごとにキャンペーンを実施しているので気になる人はチェックしよう。

14:50発の阿寒湖行きバスに乗り込み、釧路観光はここで終了。
湿原とカレー、どちらも釧路らしさを存分に味わえた一日だった。

ここから阿寒湖行きのバスに乗り込む

北海道旅行に関する記事

体験レポート
地下鉄と徒歩で回る札幌市内観光とよさこいソーラン祭り
体験レポート
【6月がおすすめ】星野リゾートが1泊1万円?トマム・ザ・タワーのソロ旅プランがエグ過ぎた。オススメのおみやげも紹介
体験レポート
小樽は滞在3時間でも楽しめるのか?小樽観光モデルコースを散策してみる
体験レポート
北海道旅行に来たら、お土産は新千歳空港で最初に買っておくべし
体験レポート
ドラクエウォーキング北海道に参加したら色々ギリギリ過ぎてヤバかった

投稿者プロフィール

たった
たった
神奈川から鹿児島に移住した当サイト管理人兼WEBデザイナー。カレーとラーメンと焼肉や珍しいご当地料理が好き。週末はイベントやお祭りに出向いたり、小学生の娘と一緒にポケモンをしながら街をブラブラ歩く。最近はドラクエウォークもやってます。
» DQウォーク専用Instagramアカウント

Instagramでも鹿児島のことを色々投稿しているのでフォローよろしくお願いします!


“仮装で歩けば、まちがテーマパーク”——そんな3日間が今年も霧島に。 2025年の開催日は 10/31(金)〜11/2(日) の3デイズ。会場は 霧島市役所前広場 と (周辺の)市民会館前広場エリア がメイン。 そして、なんと今年は 歩行者天国が延長。2エリア間の行き来がラクになって、写真スポットも増えそうだよ🎃 今年の見どころ 3デイズ構成10/31は「キリハロ夜市」(18:00〜22:00)、11/1は「KIRISHIMA HALLOWEEN NIGHT」(17:00〜21:00)、最終日の11/2は朝10:00から家族で楽しめるデー。 キッズウォーク(要申込)小学生以下先着200名、参加費 1,500円/人。スタンプラリー感覚で“仮装×冒険”が楽しめる定番人気。早めのエントリー推奨だよ。 お化け屋敷は“2会場同時開催”の噂…!公式インスタに“2025は2会場同時開催”の告知が出てるよ。怖がりさんはお友達の手をギュッとどうぞ。 ホコ天延長で“映え散歩”夜のライトや仮装パレード、グルメ屋台をのびのび回遊できそう。 今年の仮装のトレンド予想 今年は映画が大ヒット上映中の「鬼滅の刃」の仮装が増えそうな気もするけど。 やはり2025年を代表するキャラクターといえば、ミャクミャク様でしょう! 街中がいろんなミャクミャクで溢れたら楽しそうですね!! キリハロ2025基本情報 日程:2025年10月31日(金)〜11月2日(日)・10/31 18:00–22:00/11/1 17:00–21:00/11/2 10:00–17:00 会場:霧島市役所前広場&周辺(市民会館前広場エリアほか) 主なプログラム:夜市、仮装アワード、ステージ、マルシェ、キッズウォーク、お化け屋敷 ほか(例年ベース+公式告知) 過去の様子 キリハロに関する記事

https://kagoweb.net/event/festival/8027/


霧島市の人気観光施設「西郷どん村」にある日当山無垢食堂が、先日の大雨洪水で大きな被害を受け、やむなく休業を余儀なくされました。あの温もりある店内で、地元食材をふんだんに使ったランチやスイーツを楽しんだことのある方も多いのではないでしょうか? しかし、今回の水害で店内設備や什器が浸水し、営業再開には相当な修繕と資金が必要…。そんな中、お店はクラウドファンディングを立ち上げ、地域の皆さん・ファンの皆さんと力を合わせて再出発を目指しています。 日当山無垢食堂とは 鹿児島県霧島市日当山温泉郷の玄関口、西郷どん村にある日当山無垢食堂は、地元・霧島の農家さんから仕入れる新鮮野菜や、鹿児島ならではの食材を使ったランチは、観光客だけでなく地元客からも愛されてきました。また、西郷どん村の観光と合わせて立ち寄れるアクセスの良さも魅力です。 被害の状況 今回の大雨洪水では、店内の床上浸水により商品の廃棄・厨房機器の故障・什器の破損・内装の損傷など深刻な被害が発生しました。設備の多くが使えなくなり、営業継続は困難な状況なようです。 クラファンページはこちら 👉 日当山無垢食堂 復興支援クラウドファンディングページ おこじょ 私も僅かながらですが、支援させていただきました。

https://kagoweb.net/topics/hot-issue/7879/


今日は早起きして朝7時に「いお・かごしま」こと鹿児島市中央卸売市場の魚類市場棟にある「市場食堂」にやってきた。 鹿児島市中央卸売市場魚類市場(いお・かごしま) 観光客も訪れる市場食堂 朝早い時間にも関わらず賑わっているお店がある。それが「市場食堂」。その名の通り魚市場で水揚げされた魚を使った料理が自慢のお店だ。 市場食堂名物・首折れサバの刺身定食 地元の人だけでなく、県外の観光客も多くくる市場食堂。お目当てはもちろん「首折れサバの刺身定食」。水揚げされたばかりのサバを即処理し、鮮度を保ったまま提供する限定メニュー。その日に揚がったものしか出ないため、数量も限られる。 この日は朝7時に訪問したが幸運にもまだ残っていた。だが、9時には売り切れることもあるとのこと。本気で狙うなら、遅くとも7時台に着いておきたい。 首折れサバ定食1600円 首折れサバとは? 水揚げ直後に首折って神経を絶ち、鮮度を保ったまま提供することからその名がついた「首折れサバ」。そして、九州のサバに寄生するアニサキスは内臓に留まって身の方に移動しないことから通常は酢締めにされるサバも、ここでは生食で出せるレベル。水産県・鹿児島ならではの一品だ。 まるでエビのようなぷりぷり食感 見た目はカツオやブリを思わせるが、口に運ぶと別物。驚くほど弾力がありプリプリとした食感は、まるでエビのような歯ごたえ。味は想像よりずっと淡白。クセはなく、白身魚のようなあっさりした後味が特徴。脂の重たさもなく、噛むごとに旨みがほどけていく。 店舗情報 店名:市場食堂 場所:鹿児島市中央卸売市場 魚類市場棟内 営業時間:5:00〜15:00 定休日:市場休場日(日曜・祝日など) アクセス:天文館いづろ通電停から徒歩15分ほど その他メニューも充実 海鮮ちらし、うに丼などの定番海鮮メニューから、焼き魚や肉炒め、ラーメンまで幅広く対応。価格も500円台からと良心的。 市場でしか味わえない鮮度と技術。首折れサバ刺身定食は「早起きして良かった」と思わせる一皿だ。

https://kagoweb.net/dine/7452/