ワタシから見た鹿児島

薩摩おこじょ

本州から移住してきたワタシから見て「鹿児島ってこんなところ」というのを紹介します(個人的な主観が大いに含まれてますのでご了承ください)。

九州南端の県、人口約160万人。黒豚、黒牛などが有名な畜産王国。
他にも、お茶、柚子などの農林業や鰻・鰤・カンパチの養殖、鰹節など水産・水産加工業も盛ん。
第1次・2次産業に関しては国内トップクラスだが、その反面、第3次産業が手薄。
特にIT・デジタル・メディア関係が弱く、県外に対して鹿児島の「良さ」を伝えきれていない印象。

気候は南国なので一年中温暖そうなイメージだが、冬は普通に寒い。
特に山間部は冷え込むので、その寒暖差から日本一美味しいお茶の産地でもある。
天気予報では天気と同時に必ず風向きも表示され、雨が降るかどうかよりも灰が降るかどうかの方が重要。

方言が強いイメージがあるが若い世代については多少訛りはあるものの、ほぼ標準語に近い言葉遣い。
しかし、60~70代以上の年配者になると、訛りが強すぎて「チョット何イッテルカ、ワカラナイ」状態になる。
観光客相手によく使われる「おじゃったもんせ(いらっしゃいませ)」や「おやっとさー(おつかれさま)」などは、日常で実際に言ってる人に会ったことがない。
これらはいわゆるビジネス鹿児島弁だと思われる。
ローカル局アナウンサーやタレントなどがビジネス鹿児島弁を巧みに使う印象。
ちなみに「~でごわす。」とかいう人なんていない。

「南九州最大の〇〇」というキャッチコピーを好み、いろんな施設、イベント、スポットの枕詞に使われる。
そもそも「南九州」の定義そのものが曖昧なうえ、対抗するのが宮崎しかいないため、ほぼ鹿児島を引き立てるために生まれた便利な言葉。
県南の方へ行くと「本土最南端の〇〇」という言葉も良く使われる。

主な鹿児島の地域

鹿児島市
城山展望台からの景色

鹿児島市

鹿児島県の県庁所在地。人口約60万人で鹿児島県の全人口の約40%が集中するという地方内格差が顕著。都市開発が盛んで、駅前や繁華街付近に高級マンションや商業施設が現在進行中で次々と建設されている。

南九州最大の繁華街「天文館」、九州新幹線が発着するターミナル駅「鹿児島中央駅」を有する。ちなみに錦江湾を挟んで向かい側に見える「桜島」も実は鹿児島市の管轄。

市街地から桜島を望む景観がイタリアのナポリに似ていることから、「東洋のナポリ」と称され、姉妹都市提携している。

夏になると季節風で市街地に桜島の灰が降り、数年に一度は大量の灰で街全体が埋め尽くされる(通称ドカ灰)。

霧島市

南九州最大の神宮「霧島神宮」がある人口約12万人の鹿児島県第2位の都市。

移住者数ランキングで九州エリア内でトップになったこともある。田舎過ぎず都会過ぎず、豊かな自然環境に囲まれながらも不便さを感じさせない程度には発展している。移住者支援制度や子育て環境が充実しているのが魅力。

自衛隊基地や京セラ、ソニーなど大手企業の工場・拠点で働く人が多いせいか、地方のわりに収入および個人消費量が大きいらしい。

温泉郷など観光地としての一面も持つが、南に桜島、北に新燃岳を含む霧島連山と、活火山に囲まれているため、噴火が重なると灰が南北挟み撃ちで舞い落ちる。

霧島神宮
霧島神宮
西大山駅と開聞岳

指宿市

南九州最大の温泉郷と砂蒸し風呂が有名。

また「いぶすき」→「いーぶいすき」という語呂合わせから指宿市スポーツ・文化交流大使として超人気ポケモン「イーブイ」の起用に成功し、世界中のポケモンファンから注目を集めることに成功した勝ち組。

イッシーが住むと言われている池田湖は「南九州最大」ではなく、本当の「九州最大」の湖。

ほかにも本土最南端のJR駅である「西大山駅」や薩摩富士とも呼ばれる「開聞岳」、「窯蓋神社」「知林ヶ浜」など見どころがたくさんある。

錦江湾沿岸部の地域の割には桜島の降灰の影響はほとんどないのが嬉しい。なお、台風が上陸すると真っ先に直撃を食らう模様。

薩摩おこじょ

その他の地域も今後紹介していく予定です!

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